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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008070702000098.html
【関連】『ドーン』墜落音か 取材ヘリ不明 濃霧の海、何も見えず
2008年7月7日 朝刊
ヘリコプターが消息を絶った海域周辺を捜索する海保の巡視船=6日午後6時34分、青森県の大間崎沖で、本社機「おおたか二世」から
「ドーンという大きな音がした」「雷みたいだった」−。六日昼前、青森朝日放送のアナウンサーら四人が乗った取材ヘリが行方不明になった青森県下北半島の大間崎(大間町)では、住民が墜落音と思われる異常音を耳にしていた。
本州最北端に位置し、マグロ漁などが有名な大間崎。観光地としても知られ、民宿や土産物店が軒を連ねる。民宿「海峡荘」を経営する奈良広三さん(49)は観光客への販売用にまぐろのかぶと焼きを外で調理中だった。
奈良さんによると、午前十一時四十分すぎ、「シャー、シャー」というプロペラ音が聞こえた後、「ドーン」という大きな音が海の方角から聞こえた。地面を下から突き上げるような音だった。
同民宿は津軽海峡から十メートルほどの距離。奈良さんは異常音を聞き、急いで海に向かったが、濃霧のため、何も見えなかったという。奈良さんは「聞いたことがない音だった。車の衝突音よりもはるかに大きな音でびっくりした」と振り返る。
同民宿隣の食堂「かもめ」で働く所久幸さん(53)は当時、店内にいた。「上空でヘリの音が響き渡り、うるさかったが、突然、音が消えた。ヘリなら着陸後もエンジン音が聞こえるはず。墜落したのかな、と思った」と話した。
近くの民宿「マリンハウスくどう」では昼前、従業員の一人が窓ガラスを外から清掃中、不明になったとみられるヘリを目撃。「最初は普通に飛んでいたが、その後、急に(ヘリが)消えた」と証言しているという。
▽関連記事:
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008070702000125.html
4人乗りヘリ墜落か 青森の大間崎沖 地元テレビ取材中
2008年7月7日 朝刊
六日午前十一時四十五分ごろ、青森県大間町の大間崎付近の防波堤で釣りをしていた男性が「沖合を飛んでいたヘリコプターが見えなくなり、直後にドカーンという音を聞いた」と青森県警に通報した。青森朝日放送(青森市)の取材班ら四人が乗ったヘリコプターが消息を絶っており、県警や第二管区海上保安本部などは墜落した可能性が高いとみて海上を捜索した。
二管によると、ヘリは「小川航空」(本社大阪市)が運航。搭乗していたのは小川航空の機長高下工三夫(こうげくみお)さん(57)と副機長菊池浩光さん(43)=いずれも秋田市、青森朝日放送アナウンサー木村慎吾さん(28)、東京の派遣会社所属のカメラマン大森真二さん(39)=いずれも青森市=の四人。
木村さんらはテレビ朝日(東京)からの依頼で、大湊基地(青森県むつ市)に向かう途中に艦内で火災を起こした海上自衛隊の護衛艦をヘリで取材するため午前十一時すぎに青森空港を出発、午後二時すぎに同空港に戻る予定だった。国土交通省航空局管制保安部によると、レーダー解析では午前十一時四十分ごろ、函館から南に約四十六キロ地点でヘリとみられる機影が消えた。
大間崎の北西約九キロの海上に薄い油膜が漂っていたが、ヘリと関係があるかは不明。二管は徹夜で捜索にあたる。
青森地方気象台によると、同日昼ごろ青森県の海上では濃霧注意報が出ていた。小川航空によると、ヘリは「アエロスパシアル社」製で、高下さんはパイロット歴三十年を超えるベテラン。