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性犯罪歴ありの父が娘を24年間監禁・自分の子を7人産ませる
http://www.asyura2.com/08/nihon28/msg/220.html
投稿者 ちち子 日時 2008 年 5 月 06 日 18:20:31: pZDYypcPq.0m.
 

 オーストリアで父親が娘を24年間、自宅地下室に閉じ込めていた。性的暴行
 を繰り返し、おまけに子供を7人も産ませたという事件が起きた。
 現場はウィーンの西方130キロにある人口2万4000人の小都市、アムシュッ
 テッテン。
 その父親の年齢は73歳。娘は42歳。

 年齢だけを見ると、30歳以上離れているわけだし、1984年8月から監禁さ
 れ24年間も経過する前に、何とか父親に抵抗して逃げ出すことはできな
 かったのだろうか?
 24年間のうち、1度も”逃げ出す”もしくは彼に”ダメージ”を与える隙がな
 かったとは考えにくいのだが、意思剥奪されてしまっていたのだろうか・・・。

 ● 精力絶倫の男
 彼の顔写真を見ると、確かに迫力ある形相をしている。
 この男・ヨーゼフ・フリッツル(Josef Fritzl)は熟練電気技師。
 フリッツルにはローズマリーという妻がいて、事件発覚時は69歳だった。
 フリッツルは、権威主義的な性格を持ち、家の中では独裁者としてふるまい、
 妻を心理的にもコントロールしていた。

 また親戚の女性は、地元メディアに「フリッツルは、毎朝9時に地下に入っ
 ていた。たぶん、顧客に売るための機械の設計図を作るためだったと思う。
 そして、しばしば、夜を地下室で過ごしていた。妻のローズマリーは地下に
 コーヒーを持っていくことさえ、許されなかった」と言っている。

 ローズマリーの間に7人、娘との間にも7人の子どもを産んでいる。合計14
 人の父親という事になる。この事から見ても精力絶倫の男だった事がわか
 る。

 ● 地下室への監禁
 娘のエリザベス・フリッツル(Elisabeth Fritzl)は11歳のころから父親に性的
 虐待を受けていた。そして父親はエリザベスが18歳のときに、薬を使って
 体をぐったりさせ、手錠をはめて自宅の敷地内にある地下室に連れて行っ
 た。
 フリッツルは、娘を殴打し、彼女の意志に反して監禁し、また繰り返し性的
 暴行を加えていた。

 監禁の最初の2日間、エリザベスは柱に手錠でつながれていたという。
 その後、被害者を6か月間、「あるいは9か月間、自分でトイレに行ける
 程度には動けるように」縄でつないでいたという。

 フリッツルはその時に警察に失踪願いを出した。
 「娘はカルト宗教集団に行くといって、『探さないでくれ』という書置きを残し
 て行った」と申告していた。
 この書置きはフリッツルが強要したものだった。警察はそのまま失踪願い
 を受理し、特別に捜査することはしなかった。
 彼は、周囲の人々にも娘はカルト教団に入団し、行方不明だと話していた。

 ● 過去の婦女暴行事件
 フリッツルは無類の釣り好きで近隣や地元の住民には人気があったという。
 しかし彼には、実は性犯罪歴があった。地元紙が2日に報じている。
 警察の記録から、同州リンツ(Linz)で1967年9月および10月に、それぞれ
 21歳の女性に対する暴行未遂と24歳の女性に対する婦女暴行事件を起こ
 していたことが分かった。

 オーストリアの法律では犯歴の公開は50年間禁じられている。終身刑で
 ないかぎりは、5年から15年で犯歴を削除することが定められている。
 犯歴からは削除されているため、詳細が明らかにされることはないだろうと
 のこと。

 オーストリアでは、性犯罪に対する現在の処罰が軽すぎるのではないかとし
 て激しい議論が巻き起こっている。
 確かに、これでは甘すぎるだろう。自分の夫が過去に重大な性犯罪を犯し
 ていても、それを何も知らずに結婚できてしまうというのは、ずいぶん危険な
 事だ。

 また、この性犯罪の事実を失踪願いを受けた警察が、知っていたら対応も
 変わったものとなっていたのではないか?
 捜査当局はフリッツルが娘の失踪を警察に届け出た際、通常の手続きとし
 て犯歴調査を行ったが前科の記録はなかったとしている。

 ● 地下室での生活と出産
 フリッツルは熟練した技師なので、地下室を改造することができた。
 地下室の扉には、パスワードによる施錠装置がつけられた。
 コンクリート製のドアは外側からしか開けることができず、娘のエリザベス
 や子どもの外の世界との接触は、ラジオ、テレビ、ビデオテープを通じての
 み可能だった。

 地下室は3部屋あった。1階奥は寝室。真ん中はキッチン。外に抜ける1番
 奥手前の部屋はトイレと浴室があった。
 天井の高さはわずか1.7メートル。床面積は50〜60平方メートル。
 防音壁も室内にはりめぐらせており、生活の音や話し声はもれなかった。

 5月5日発売の独ニュース週刊誌「シュピーゲル(Der Spiegel)」によると、
 監禁の最初の9年間、地下室の部屋は1つだけだったという。
 それが事実だとすると、性的暴行や双子の新生児の死など、検察当局が
 起訴を目指しているすべての出来事が、産まれてきた幼い子どもたちの
 目の前で行われていたことになる。
         (中略)
 ● 二つの監禁事件と二つの注目点
 オーストリアで、親や大人によって子どもが監禁される事件は、この数年で
 3件目との事。

 1件目は男に誘拐され、8年間地下室に監禁された事件。
 被害者・ナターシャ・カンプシュ(Natascha Kampusch)は、1998年にウィー
 ンで通学途中に誘拐され、2年前に脱出した。

 もう1件は、リンツ(Linz)近郊で、精神に障害を持つ女弁護士をしていた
 母親に、娘3人が7年間監禁される事件が起きている。

 8年間、監禁後に脱出したナターシャさんは、4月30日、今回の事件のエリ
 ザベスさんとその子どもたちに対し、2万5000ユーロ(約400万円)を寄付し
 たことを明らかにした。

 今回の事件では、2つの点に注目している。

 ひとつは犯人のフリッツルがユダヤ人であること。
 地下室の壁から「ダビデの星」のマークが見つかっている。
 ダビデの星はユダヤ教、あるいはユダヤ民族を象徴するしるし。

 オーストリアのあるジャーナリストが、フリッツルの身元をシオニスト(ユダ
 ヤ人民族主義者)として発表して以降、シオニストらは、メディアに影響力を
 及ぼし、すぐさま、犯人の身元を隠蔽したという。

 情報筋によると、シオニストは、西側のメディアにおいて相当な影響力を
 持っており、シオニストによるこの犯罪事件に関する報道を、インターネット・
 サイトからも削除した、とされている。
 しかし、現在ではこれだけオープンな情報となっているところを見ると、その
 影響力もマスコミのパワーには勝てないというところか?

 もう1点は、なぜオーストリアではこのように監禁事件が何年も発覚しない
 で発生してしまうかという事。

 ナターシャさんを診た心理学者マックス・フリードマンは、BBC「ニューズナ
 イト」の取材の中で、こう述べている。監禁事件が発覚しなかった理由と
 して、「オーストリアが未だにナチ時代の後遺症に苦しんでいるから」。

 フリードマンによれば、「何かを見たり聞いたりしても、それを通報しない傾向
 がオーストリア人にはある」と言う。
 「1933年から45年にかけて、たくさんナチのスパイがいた。こういう人たち
 は、戦後、嫌われた。そのために、今では情報屋とみなされないよう、何かを見
 ても通報しない。オーストリアは未だにナチの過去に苦しんでいる。過去から
 ヒーリングする途中にある」と述べている。

 はたして、フリッツルがユダヤ人であることや、オーストリアがナチの過去に
 苦しんでいる事が、何らかの線で結びつくのか否か。
 
 サメ石・チャンネル 2008年5月6日 15:20
 http://samech.web.fc2.com/dinform/crime/c080506.html
 

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