★阿修羅♪ > 日本の事件28 > 140.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 【衝撃事件の核心】毒ギョーザ事件 中国から“コケ”にされた日本警察「大激怒」 (1/4ページ)【産経ニュース】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2008 年 3 月 02 日 21:22:40)
強気を貫くしかない中国の“事情”と構図 ギョーザ中毒
02/28 22:11更新
このニュースに関連した操作メニュー・情報操作メニューをスキップして本文へ移動する
ブログを書く印刷する この記事について書かれたブログ(55)
トラックバックURL:http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/126268/TrackBack/
記事本文 中国製ギョーザの中毒事件をめぐり、中国公安当局が28日の記者会見で、公式に中国での殺虫剤が混入した可能性を否定し、強硬な姿勢をみせた。「日中対立」の構図が鮮明になったことで、事件の長期化は必至だ。北京五輪を控え、空気や水、食の安全では、強気を貫き通すしかない中国側の“事情”が、この日の記者会見からにじみ出ている。
■生中継
中国公安省の会見は、日本の捜査当局の鑑定結果を否定するために開かれたと言っても過言ではない。特にメタミドホスを袋の外側から浸透するかどうかの実験は、内部犯行説を否定するためには不可欠の実験だったといえる。実験はマイナス18度の条件下(ギョーザの倉庫保存、輸送、販売時の冷蔵温度)で、1%、10%、30%、60%と濃度の異なるメタミドホスに袋を漬けたところ、いずれも、10時間以内に袋の内側に浸透したという。
袋の内側に浸透したとしても、日本で検出された高濃度の成分がギョーザの中にまで染み込むものなのか、その点については明らかではなく、実験の検証も不十分なままだ。
むしろ、中国側の目的は袋の外から浸透しうると“実験結果”を国内外に向け、強調することにあったといえる。実際、記者会見は国営テレビが生中継しており、日本到着後に混入した可能性を示唆することで、中国国民に日本での混入の可能性を疑わせる一方、中国産品の安全性を強調する思惑があったのではないだろうか。
■不純物
会見では、不純物が検出されたことで、日本側が中国製のメタミドホスとしたことにも「各国で生産する中に普遍的に存在する。被害の元となったメタミドホスの成分検査をもって、どこで生産されたものか判別することはできない」と述べ、第3国で生産された可能性をにじませた。しかし、実際は、中国ではメタミドホスは禁止されたとはいえ、今も国内に多く存在しており、これまでもたびたび、中国国内で同剤による中毒事件が起きているのも事実だ。
中国捜査当局はこの日の会見で、包装・保存・包装材料保管に関した55人の天洋食品従業員らを重点的に調査し、全員がシロだったと強調、中国内に容疑者はいないとの“安全宣言”を行った。
しかし、記者が天洋食品の工場内部を取材した際、感じたのは、小瓶など小さい物体なら持ち込める可能性は否定できないということだ。実際、記者が工場内に入る前の検査で提出し忘れたのど薬の瓶はポケットに入ったままだった。工場内に従業員向けの探知機があるわけでもなく、「集団作業。検査員が巡視している。監視カメラもある」というだけで“盲点”がないと断言できないはずだ。
■物証は
中国側の主張に対し、警察庁の吉村博人長官は28日の記者会見で、「看過できない。捜査に役立つと思う資料はすべて渡してある」と反論した。吉村長官は中毒の原因となったギョーザなどの物証の提供について、「法に基づき押収したものを軽々に渡すわけにはいかないが、中国側が容疑者を特定し、立件する上で不可欠として要請があれば、やぶさかでない」と述べた。
同庁によると、中国側は21、22日に東京で開かれた情報交換会議で、被害を出したギョーザや袋など、物証そのものを引き渡すよう要求。これに対し警察庁は、容疑者の特定など立証に不可欠な段階で、外交ルートを通じて要請すれば、提供は不可能ではないと説明したという。
メタミドホスが袋を浸透したとする実験結果についても「情報交換会議ではそのような実験についてまったく触れていなかった」(同庁幹部)と困惑を隠さない。「今後、どのような条件で実験したのか中国側に説明を求める」(同)としている。
同庁は中国側に(1)河北省で起きたメタミドホスを使った3件の殺人、傷害事件の薬物分析データ(2)工場内の間取りや監視カメラの設置角度などの情報−の提供などを求めているが、中国側からの提供はないという。
産経新聞
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/126268/