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投稿者 忍 日時 2008 年 3 月 03 日 09:15:37: wSkXaMWcMRZGI
 

(回答先: 【衝撃事件の核心】毒ギョーザ事件 中国から“コケ”にされた日本警察「大激怒」 (1/4ページ)【産経ニュース】 投稿者 ワヤクチャ 日時 2008 年 3 月 02 日 21:22:40)

【衝撃事件の核心】毒ギョーザ事件 中国から“コケ”にされた日本警察「大激怒」
03/02 17:49更新
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記事本文 「中国で混入の可能性は小さい」「現場に立ち会わせてくれない」「証拠を出さない」−。中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、中国警察当局の“元締め”である公安省が言いたい放題だ。訪中していた日本警察庁の幹部が帰国し、「連携強化で一致した」と語った直後の日本批判に、“コケ”にされた格好の警察庁は猛反発。思わぬ「日中警察摩擦」が発生している。 

■いきなりハシゴ外された警察庁

 「深い遺憾」。中国公安省刑事偵察局の余新民副局長は2月28日に北京で記者会見し、日本の警察当局に物証の確認を申し入れたが同意を得られないとして、強い不満を表明した。
 ギョーザ事件で公安省が公式見解を述べたのは初めてだったが、あまりに唐突な会見だったとの感は否めない。
 前日の27日には、それまで捜査の進め方などを話し合うため訪中し、公安省首脳と協議してきた警察庁ナンバー2の安藤隆春次長が帰国し、連携強化を確認しあったばかりだった。

 「日中両国の警察当局は、この捜査は日中にまたがる難しい事件だと認識している。連携を強化していくことが重要だという点では一致しており、今後捜査が加速することに期待したい」

 成田空港でこう語っていた安藤次長だが、翌日の公安省の会見は寝耳に水。しかも日本批判のオンパレードに、日本の警察は「連携強化」のはしごをいきなり外されたような思いに包まれた。

(これまでの【衝撃事件の核心】の一覧はこちら)


 ■中国「実験した」というが…データ公開せず、客観性は「?」

 中国公安省の余新民副局長は会見で、「人為的な個別事件」との見立てを表明。「日本で混入したと言っているわけではない」としながらも、中国国内でメタミドホスが混入した可能性を再三否定してみせた。

 「中国国内で(メタミドホスが)混入された可能性は極めて低い」

 根拠としているのは、メタミドホスが袋の外側から浸透するかどうか、の実験結果だという。
 中国側の説明によると、実験はマイナス18度の条件下(ギョーザの倉庫保存、輸送、販売時の冷蔵温度)で行われ、1%、10%、30%、60%と濃度の異なるメタミドホスに袋を浸したところ、いずれも10時間以内に袋の内側に浸透したという。
 だが、結果の具体的なデータは明らかにはせず、「密封された製品内からメタミドホスが検出されても、中国国内の混入を裏付けることにはならない」などと一方的に主張した。
 中の不純物から中国製だった可能性が指摘されていることについても、「(不純物は)各国で生産する中に普遍的に存在する。成分検査をもって、どこで生産されたものか判別することはできない」などと責任回避の姿勢をのぞかせた。

 ■警察庁「意図分からぬ」…事態は袋小路に

 警察庁幹部は「(2月21、22日に東京で開かれた)情報交換会議では、そのような実験について全く触れていなかった」と困惑を隠さない。

 「袋の浸透実験については温度や触媒の種類、濃度など再現実験に必要な条件、データはすべて提供してある。こちらが示したデータで再現実験もせずに、何も言わずに独自の検査をする意図が分からない」

 警察庁は中国側の実験を再現するため、2月29日に実験条件に関するデータの提供を要請したが、幹部は「回答はいつになるのか」とため息をつく。

(これまでの【衝撃事件の核心】の一覧はこちら)

 また、中国側は「(これまでの捜査で)疑わしい人物は見つからなかった」と説明し、原材料や生産、輸送過程でも異常はなかったとしており、事態は“袋小路”の様相となっている。

 ■中国「証拠物よこせ」…お分かり?と説明したのに

 捜査協力をめぐっても言いたい放題の中国側。
 日本の現場への立ち会いや証拠物の提供を申し入れたが、同意を得られないことを挙げて強い不満を表明した余副局長は「両国の警察は協力を強める責任がある。必ず真相を解明する必要がある」と述べた。
 これに対し、警察庁は猛反発する。
 トップの吉村博人長官は中国側会見当日の2月28日、記者会見でこう語って不快感をあらわにしたのだ。

 「(中国側の主張は)看過できない。捜査に役立つと思う資料はすべて渡してある」

 警察庁によると、これまで日本側が提供した捜査資料は(1)天洋食品製ギョーザの輸入後の流通経路(2)科学警察研究所が作成したメタミドホスの浸透実験に関するデータ(3)ギョーザから検出されたメタミドホスの分析結果(4)袋に空いた穴の写真−など多岐に及ぶ。

 「法に基づき押収したものを軽々に渡すわけにはいかないが、中国側が容疑者を特定し、立件する上で不可欠として要請があれば、やぶさかでない」(吉村長官)

 これが日本警察のスタンスだ。
 中国側はこれまでの情報交換会議で、ギョーザや袋など物証そのものの引き渡しを要求していた。警察庁は「捜査の進展状況を明らかにした上で、『外交ルートで要請すれば提供は不可能ではない』と丁寧に説明した」と話している。
 警察庁幹部の1人が、今回の中国公安省の対応に呆れ顔でこう語る。
 「刑事訴訟法に基づいて証拠として押収したものを法的な手続きもなく出せないのは、警察組織に従事する幹部であれば当然知らなければならない常識のはず。『お分かりですよね?』と言ったのだが…」

(これまでの【衝撃事件の核心】の一覧はこちら)
(2日用)【衝撃事件の核心】毒ギョーザ事件 中国から“コケ”にされた日本警察「大激怒」

 ■日本の要請にはなしのつぶて…厚労相も「ムッ」

 その一方で、中国側が日本のリクエストに応えていない実態もあるという。
 警察庁は中国側に対し、(1)事件後に天洋食品工場内部を撮影した内部監視カメラの映像(2)河北省でメタミドホスを使って起きた事件の化学分析データ−などを求めているが、中国側からは「探しておく」との回答があったままで、なしのつぶてだというのだ。
 中国当局の言いたい放題には警察だけでなく、厚生労働省の舛添要一大臣も不快感をあらわにした。2月29日午前の閣議後会見で、「まず原因究明があってしかるべきだ。あの段階で発表されるのはいかがなものか」と述べ、中国公安省の対応に強い不満を示した。
 「(農薬検出が)次から次と出てくるような印象になっているので、最初の事件を解明しないと不信感はぬぐえない。これは技術的な問題、捜査の問題だから、日中間で政治決着するような話では断じてない−」
 日中警察当局の思わぬ対立で、解決どころかいっそうの混迷に入り込んでしまったかの感を強めている毒ギョーザ事件。「食の安全」にかかった霧が晴れる日が来るのはまだ遠そうだ。


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