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2月10日8時5分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090210-00000088-san-pol
日本郵政が「かんぽの宿」の一括譲渡を断念した問題で、2社が残った入札の最終段階で譲渡条件が突然変更された結果、具体的な買収額を提示したのは109億円で落札したオリックス不動産だけだったことが9日、分かった。日本郵政の米沢友宏専務が同日の衆院予算委員会で明らかにした。
日本郵政はこれまで「1位は109億円、2位は61億円」と、最終的に2社による「札入れ」の結果、オリックスが落札したかのように説明してきた。鳩山邦夫総務相は「金額提示が2社そろわないと入札とは言えない」と批判し、入札経緯を追及する考えを重ねて強調した。
日本郵政は当初、「かんぽの宿」70施設にスポーツ施設「世田谷レクセンター」(簿価六十数億円)を含めて譲渡対象にしていた。最終審査にはオリックスと「ホテルマネージメントインターナショナル」(HMI、本社・神戸市)の2社が残り、昨年10月31日、2社の応札を締め切った。
ところが、日本郵政は11月20日にレクセンターだけを譲渡対象からはずした上で、譲渡額を引き上げるよう2社に要求。オリックスは10月に105億円だった入札額を12月3日に109億円に増額して提示したが、10月に86億円を提示したHMIは、再度の価格提示を断念した。
その後、日本郵政はHMIの入札額について、12月のオリックスの提示と同じ条件で再応札した場合を想定して計算した結果、61億円になったという。