★阿修羅♪ > ニュース情報7 > 165.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
ニュース1週間:日米自動車不況深刻に/遠藤実さんに国民栄誉賞【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081219mog00m040013000c.html
取引先の社員を生産者に仕立てて偽装表示をしていた「たけ乃子屋」のタケノコ水煮=12月16日、奥山智己撮影 金融危機の影響がますます拡大する今週(12月13〜19日)のニュースをまとめた。
◇日米自動車不況
日米自動車メーカーが、世界的な新車販売の落ち込みから、苦境に陥っている。日本自動車工業会(自工会)が18日発表した09年の国内新車販売台数(軽自動車を含む)見通しは、31年ぶりの500万台割れ。米自動車大手3社(ビッグ3)の経営危機も、クライスラーが19日から最低1カ月間、全工場の操業を停止するなど、深刻さを増すばかりだ。
国内新車販売台数は5年連続の前年実績割れとなる予想で、自工会の青木哲会長(ホンダ会長)は「これだけ金融危機が波及すると、車を買い替えたいという顧客の心理に影響する」と危機感を隠さなかった。
◇米、初のゼロ金利 日銀も利下げ
米連邦準備制度理事会(FRB)は16日、政策金利であるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を年1・0%から0・75〜1・0%引き下げ、史上最低の0〜0・25%とすることを決定、米史上初の事実上のゼロ金利政策に踏み切った。日銀の短期金利(無担保コール翌日物)の誘導目標(現在年0・3%)を米FF金利が下回るのは93年2月以来で、約16年ぶりに日米の政策金利の水準が逆転した。
日銀は19日の政策委員会・金融政策決定会合で、政策金利である短期金利(無担保コール翌日物)の誘導目標を現行の年0.3%から0.2%引き下げ、年0.1%とすることを決めた。10月末に続く利下げには慎重論も根強かったが、急速な円高や景気後退の深刻化を懸念し、追加利下げに踏み切った。
◇タイム「今年の人」にオバマさん
米タイム誌は17日、恒例の「今年の人」に黒人として初めて米大統領になるバラク・オバマ氏を選んだと発表した。「今年の人」はその年、ニュースや人々の生活に最も大きなインパクトを与えた人を選び、1927年から続いている。オバマ氏を選んだ理由として「選挙を通じ、希望に満ちた未来を確信を持って描いてみせた」と説明。19日発売でオバマ氏の未公開写真やインタビューが掲載される。
◇兄弟子3人に有罪判決、解雇
大相撲・時津風部屋の力士暴行死事件で、兄弟子3力士に対する執行猶予付きの有罪判決を受け、日本相撲協会の武蔵川理事長(元横綱・三重ノ海)や時津風親方(元前頭・時津海)が18日、会見した。武蔵川理事長は、同日付で3力士を解雇したことを明らかにし、「今回の出来事は遺族にとっても、相撲界にとっても誠に不幸。今後は協会全員が一丸となって、再発防止にこれまで以上に努力したい。判決を重く受け止めたい」と厳しい表情で語った。
◇タケノコも産地偽装
中国産のタケノコやフキなどの水煮を熊本県産などと偽装表示して販売したとして、農林水産省は16日、農産物加工卸「たけ乃子屋」(愛知県一宮市)に対して、JAS(日本農林規格)法に基づく改善を指示した。また、京都府など1府3県も、取引先で偽装表示に協力した4業者・団体に改善指示をした。たけ乃子屋は、協力した会社の社員をタケノコの国内生産者に仕立てるため、スナップ写真と称して撮影し、袋に印刷していた。
◇トキ1羽死ぬ
新潟県佐渡市で9月に放鳥されたトキ10羽のうち、足を負傷したとみられていた1歳のメス1羽が14日、同市中央部の加茂湖近くの林で死んでいるのが確認された。放鳥されたトキの死が確認されたのは初めて。環境省は死骸(しがい)を回収し、死因などを調べる。このトキは放鳥約1カ月後の10月下旬から2歳のオスと行動を共にしており、つがいの形成に期待が寄せられていた。
◇WBC34人が日本代表候補に
第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表候補が15日発表され、イチロー外野手(マリナーズ)や松坂大輔投手(レッドソックス)らの米大リーガーやダルビッシュ有投手(日本ハム)ら計34人が選ばれた。内訳は投手16人、捕手4人、内野手8人、外野手6人。米大リーガーは元ドジャースの斎藤を含め7人。北京五輪代表からは12人が選ばれた。
◇遠藤実さんに国民栄誉賞
河村建夫官房長官は19日午前の記者会見で、今月6日に76歳で亡くなった作曲家の遠藤実さんに国民栄誉賞を贈ると発表した。同賞の受賞は00年、シドニー五輪の女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子さん以来で、16人目。作曲家の受賞は、古賀政男さん(78年)、服部良一さん(93年)、吉田正さん(98年)に続いて4人目となる。
◇渡辺竜王、初の永世竜王に 羽生名人は永世7冠逃す
山形県天童市の「ほほえみの宿 滝の湯」で行われていた将棋の第21期竜王戦七番勝負(読売新聞社主催)の第7局は18日午後7時半、渡辺明竜王(24)が140手で挑戦者の羽生善治名人(38)を降し、4勝3敗で防衛した。渡辺は5連覇を達成し、初代の永世竜王(5連覇か通算7期が条件)の資格を獲得した。羽生の史上初の「永世7冠」はならなかった。
【関連記事】
クローズアップ2008:米国、初のゼロ金利突入 背水の陣、FRB
社説:雇用崩壊 一体政治は何をしているんだ
社説:ビッグ3 時間稼ぎだけでは救えない
【特集】オバマのアメリカ 写真、解説も
【特集】世界金融危機 図説、言葉の説明も
【特集】WBC日本代表:侍ジャパン1次候補に34人
2008年12月20日