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海への隕石落下で生成か=生命起源の有機分子−衝撃実験で再現・物材機構と東北大【時事ドットコム】
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008120800188
生命を構成するたんぱく質の材料であるアミノ酸などの生物有機分子は、原始地球の海に隕石(いんせき)が落下した際の衝撃で生成されたとの説について、物質・材料研究機構の中沢弘基名誉フェローや東北大大学院理学研究科の博士課程3年古川善博さんらが室内で火薬を使った衝撃実験を行い、再現することに成功した。
英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に8日発表した。
生命の起源をめぐっては、米研究者ミラーらが1953年、原始地球の大気成分と考えられたメタンやアンモニア、水を含む気体中に、雷に相当する放電を起こし、アミノ酸などを発生させた実験が有名。
しかしその後、原始の大気は窒素や二酸化炭素などが主成分の可能性が高いと分かり、前提が崩れた。
研究チームは、約45億年前に地球ができた後、38億年前までに形成された海が生命の誕生に不可欠だったと強調している。
当時は地球や月に隕石が多数落下したことが、米アポロ宇宙船による月のクレーター調査などで判明している。
研究チームは、円筒形のステンレス製二重カプセルのすき間に、隕石成分の鉄と固体炭素、原始地球の海に当たる水と窒素ガスを封入。
火薬で小さいステンレス板と衝突させる装置を使い、瞬間的に4000度前後、約60億パスカルの高温高圧状態にした。
その結果、アミノ酸の中で最も構造が単純なグリシンや、有機分子のカルボン酸、アミンが生成されたことを確認した。(2008/12/08-10:57)
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