★阿修羅♪ > 環境・エネルギー・天文板3 > 424.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
マグロ:スーパーなどで高値も 漁獲枠削減【毎日JP】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081126k0000m040092000c.html
大西洋マグロ類保存国際委員会(ICCAT)が東大西洋と地中海のクロマグロ漁獲枠削減を決めた背景には、同海域で盛んな蓄養(稚魚を捕獲し育てる漁法)による資源の減少がある。蓄養は大半が日本向けで、水産庁は「国内の在庫水準などから見て影響は小さい」としているが、スーパーや回転ずしに出回る比較的安いクロマグロが値上がりする可能性はある。一方、漁獲枠の削減幅が不十分との指摘もあり、更なる規制強化論が浮上する余地も残っている。
今回の決定は、08年で2万8500トンの漁獲枠を段階的に減らし、11年に1万8500トンとする内容。現行の漁獲枠に対し来年は約2割、3年間の累計で約35%の削減となる。
クロマグロは「ホンマグロ」とも呼ばれる最高級マグロ。最近の卸売価格は冷凍品で1キロあたり3000〜4000円と大衆的なメバチマグロなどの数倍で、消費量はマグロ類全体の5%程度に過ぎない。ただ、90年代末からコストの低い蓄養マグロが普及し、スーパーや回転ずしなども扱うようになった。
今回の削減決定について、食品スーパー大手のライフコーポレーションは「冷凍在庫はまだあり、年末商戦への影響はほとんどないと思うが、来春以降は仕入れ値が上がるかもしれない」(広報担当)と指摘。イトーヨーカ堂は「加工過程を減らすなどして、店頭価格に反映しないように努力したい」と話している。
一方、世界自然保護基金(WWF)などの自然保護団体は、ICCAT科学委員会が勧告した漁獲枠半減が見送られたことを批判。希少生物の国際取引を規制するワシントン条約の適用を求める可能性も示唆している。【行友弥、小倉祥徳】
▲このページのTOPへ HOME > 環境・エネルギー・天文板3掲示板
フォローアップ: