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石川のアロワナ化石、最古と判明 1億3千万年前の新種【朝日】
http://www.asahi.com/science/update/1121/OSK200811210050.html
2008年11月22日15時4分
テトリイクチス・クワジマエンシスの化石=石川県白山市教育委員会提供
テトリイクチス・クワジマエンシスの復元図(体色は想像)=石川県白山市教育委員会提供
石川県白山市教育委員会は21日、同市白峰にある国の天然記念物「桑島(くわじま)化石壁」から00年に発見されたアロワナの魚類化石が、約1億3千万年前(白亜紀前期)の新属新種の化石とわかったと発表した。アロワナ目の化石ではこれまで見つかったものより1500万〜2千万年さかのぼり、世界最古となる。
同市教委によると、10センチ四方の岩に1個体分の骨やうろこ、歯など約40点が含まれていた。全長は推定15センチ。淡水魚のアロワナ目のなかでもうろこに水平な溝のある新属新種と判明した。化石調査団の籔本(やぶもと)美孝(よしたか)北九州市立自然史・歴史博物館学芸員が「テトリイクチス・クワジマエンシス(桑島の手取魚)」と命名し、中生代魚類学会の国際学術誌に発表した。
これまでブラジルで見つかった約1億1500万年前の「ラエリイクチス」などが最古のものとされていた。籔本学芸員は「南米ブラジルとされてきたアロワナの起源が東アジアになる可能性がある」と話している
化石は白山市立鶴来博物館(同市鶴来朝日町 076・273・1522)で22〜30日に特別公開される。午前9時〜午後5時。25日は休館。
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