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温室効果理論は、「再放射」と「熱力学第2法則」で大きく破綻している
http://www.asyura2.com/08/nature3/msg/354.html
投稿者 スパイラルドラゴン 日時 2008 年 7 月 22 日 10:00:13: 0zaYIWuUC0gac
 

(回答先: もう一度だけ反論させてください 投稿者 代理投稿1 日時 2008 年 7 月 21 日 23:42:29)

以下、温室効果理論の崩壊より転載。
http://akumanosasayaki.blog.shinobi.jp/Entry/15/

(以下転載)

文頭の図はウィキペディアの日本語版から引用した温室効果の説明として行われているものである。数値の細かな違いはあるが、どこでもこのような説明が行われている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A9%E5%AE%A4%E5%8A%B9%E6%9E%9C

地表から放射された赤外線が温室効果ガスに吸収されこれが地表へ向かって再放射されるため温室効果ガスがない場合よりも地球表面が高温に維持されるというのが共通に見られる説明である。しかしこの説明には大きな問題が指摘されている。

TheorySurgeryは「温室効果ガスの分光学:励起状態ダイナミクス」の中で以下のように述べている。http://feliscatus.web.fc2.com/spectra.html


『地表放射を吸収し振動励起した分子は、大気中の99%を占める窒素や酸素などの赤外不活性分子の衝突により消光されます。これは振動励起の自然放射の寿命がミリ秒と比較的長いために[1]、一気圧の大気下における分子との衝突頻度の時定数の方が140ピコ秒と圧倒的な速さで衝突するため[2]、放射過程以外にも無放射緩和過程による失活チャンネルが重要になるものと考えられます。ここで無放射緩和過程のメカニズムとしては、分子衝突によるエネルギー移動などによって、振動励起分子のエネルギーが他の分子の運動エネルギーとして分配されるといったことが考えられます。』


 つまり赤外線を吸収して励起した分子が赤外線を再放射する前に他の分子と衝突してしまうため、再放射が起こるよりも他の分子(ほとんどが赤外不活性分子)の運動エネルギーになる確率が圧倒的に大きいということだ。

 したがって温室効果理論のいう「大気からの再放射で地表を暖める。」というのは現実には極めて起こりにくい現象である。

 また分子間衝突が起こるからこそ大気は一様に暖まるのである。温室効果理論をそのまま適応すれば赤外活性分子のみが暖まり、窒素や酸素は低温のままという温度の不均一状態が出現することになる。どちらの考え方が現実を反映しているかは言うまでもない。
 また地球環境研究センターの江守正多はQ&Aココが知りたい温暖化の中で「二酸化炭素が増えると温室効果が増えることの「証拠」」として以下のように述べている。


『仮に、地表から放出された赤外線のうち、二酸化炭素によって吸収される波長のものがすべて一度吸収されてしまおうが、二酸化炭素が増えれば、温室効果はいくらでも増えるのです。なぜなら、ひとたび赤外線が分子に吸収されても、その分子からふたたび赤外線が放出されるからです。そして、二酸化炭素分子が多いほど、この吸収、放出がくりかえされる回数が増えると考えることができます。図2は、このことを模式的に表したものです。二酸化炭素分子による吸収・放出の回数が増えるたびに、上向きだけでなく下向きに赤外線が放出され、地表に到達する赤外線の量が増えるのがわかります。』
(a) 二酸化炭素分子は、赤外線を吸収するだけでなく放出する
(b) 赤外線を吸収・放出する二酸化炭素分子の量が増えれば、地表に届く赤外線は増える
http://www-cger.nies.go.jp/qa/4/4-1/qa_4-1-j.html


 現実には起こる確率が少ない再放射で温室効果を説明したばかりでなく、まるで無限にエネルギーが生み出されるような書き方である。

 仮に江守が言うように何度吸収放射を繰り返したとしても捕捉されるエネルギーは最初の1回目の分だけで、総量は変わらない。

 この文章を素直に読めば立派な第1種永久機関である。以前より近藤邦明(大気温度はどのように決まるかhttp://env01.cool.ne.jp/global_warming/report/kondoh05.htm)やTheorySurgery(大気化学の常識は光物理化学の非常識:温室効果ガスによる再放射の妥当性http://feliscatus.blog77.fc2.com/blog-entry-54.html)に指摘されているにもかかわらず、いまだに訂正がないところを見ると意図的なウソかよほどの恥知らずであろう。

 次に上のウィキペディアの図にはもうひとつおかしな点が指摘されている。それは地表面からの赤外線が赤外活性分子に吸収されたあと宇宙空間だけでなく再び地表面方向に向かっていることだ。

 これは上空の低温の大気からより高温の地表面に熱が移動していることになり、明らかに熱力学第2法則に違反している。すなわち第2種永久機関に相当するという指摘がなされている。
Gerhard Gerlich and Ralf D. Tscheuschner, arXiv:0707.1161v3 [physics.ao-ph](2007)
Falsification Of The Atmospheric CO2 Greenhouse Effects Within The Frame Of Physics
http://arxiv.org/abs/0707.1161v3

 確かに文頭の図で緑色の矢印は、きれいな円を描いており、永久機関と呼ぶにふさわしい説明図である。

 今まで述べてきたように温暖化論者がよりどころとしてきた温室効果理論は「再放射」と「熱力学第2法則」で大きく破綻し、崩壊を始めた。それにしても「永久機関」というものはいつの世の中でもお金儲けにはうってつけのようである。

(転載終わり)

続いて、「理論物理学による温室効果に対する反証」より一部転載。
http://feliscatus.blog77.fc2.com/blog-entry-63.html 

(以下転載)

・「再放射」は反射ではないし、機械的な仕事なしに実際の熱の流れに逆らって地上空気を加熱することはできません。

・第2種永久機関は、気候モデル計算における温度上昇をもっともらしくします。 これは(非物理的な仮定である)大気モデルに熱伝導率をゼロに設定することによって可能です。 「平均した」架空の放射収支(とにかくどんな物理学的な正当性も持っていない)を放棄したのならば、それはもはや第2種永久機関となるだろう。

・Schack(1972)以後、水蒸気は地球大気における赤外線の吸収の大部分の原因です。 二酸化炭素によって吸収される放射部分の波長は全赤外スペクトルの小さい部分だけであり、それはかなり分圧を上げても変化しません。

・赤外線の吸収は「backwarming」を含意しません。 むしろ、それは照らされた表面温度のわずかな低下に通じるかもしれません。

・局所熱平衡の仮定をともなう放射伝達モデルでは、吸収した放射はすべての気体分子の熱運動に変換されるとみなされます。 低温の地球大気における赤外放射の選択的な再放出の増加はありません。

・気候モデルにおける、惑星、または、天体物理学のメカニズムは、適切な説明がなされていません。 月と太陽(満潮と干潮)と局所的な地理的状況(局所的な気候に重要)による重力加速の時間依存性は、考慮に入れることができません。

(転載終わり)  

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