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(回答先: 北極を利用した温暖化プロパガンダ記事を、未だに信じているのですか? 投稿者 スパイラルドラゴン 日時 2008 年 6 月 29 日 20:00:33)
http://akumanosasayaki.blog.shinobi.jp/Entry/1/ から全文転載。
「地球温暖化の影響で北極の氷が減少して白熊が絶滅の危機」よく見聞きする温暖化論者や環境運動家の決まりフレーズだ。しかし、これは真実だろうか?
アラスカ大国際北極圏研究センターのAkasofuによると最近の北極圏の昇温は他の地域より顕著で、IPCCによる全球平均気温の上昇を押し上げるのに一役かっているとのことである。また温室効果ガス理論では水蒸気の少ない極地方の温暖化が顕著に現れると予測されていることから、実際に温室効果ガス増加の影響が現れている証拠としても格好の宣伝材料にされることは想像に難くない。
2007年に発表されたIPCCのSPMでもしっかり取り上げられているようだ。しかし、これは本当に温室効果ガスの増加によるものだろうか?
もともと1940年代後半より地球の平均気温が低下し北極の海氷域は20世紀最大規模にまで増大した。このため1970年代には「氷期が来る」と主張していた科学者もいたのである。
またちょうどこの時期がNASAの衛星観測の開始時期に当たっている。そのため「北極の海氷、観測史上最大の縮小」などと宣伝されることが少なくない。しかし、これを大気中温室効果ガスの増加と短絡的に結びつけるのは大きな誤りである。
見延はPacific Decadal Oscillation(PDO)のレジームシフトによるものと断言している。
PDOとはMantuaによって報告された北太平洋における変動の指数であり北極圏やアラスカなどだけでなく北米大陸全体の気候にも大きな影響をもっていることが知られている。下の図が1900年から2007年までのPDOインデックスの変化を示している。上向きの赤が北極圏の温暖化をもたらす「Warm phase」で下向きの青が反対の「Cool phase」である。1947年と1977年にレジームシフトが起こっており、北極の海氷域の増減期間とぴったり一致していることがわかる。
http://jisao.washington.edu/pdo/より
これが専門の研究者の考えている北極圏の海氷減少の原因である。しかし、IPCCや温暖化論者にかかれば話は一変する。すべて「温室効果ガスの増加が原因」になるのである。
そして「あと××年で夏場の北極海から氷が消失する」などのコンピューター予測が出されるとマスメディアによる増幅も加わって温暖化論者や環境運動家が大騒ぎをすることになる。
白熊は「氷に乗って餌をとるので氷がなくなれば絶滅する危険がある」などの予測がまことしやかに流される。しかしこれはあきらかに間違っている。原因が違うのだから予測がはずれるのは当たり前だ。次にPDOのレジームシフトがおこれば再び北極圏の海氷域は増大に向かうはずだ。
最後に、白熊についても乱獲によって頭数が一時的に5000頭くらいに減少していたものの現在は20000頭を超えるまで回復しているそうである。なかには頭数が減少しているグループもあるようだがその2つのグループは気温が低下している地域で生活しているそうである。
彼らはなんでも根拠なく「地球温暖化」のせいにする。だまされないようにしなくっちゃ。
PS:赤祖父俊一氏の著作「北極圏のサイエンス」には北極海の氷の減少は北大西洋振動(NAO)による暖流の流入が原因と書いてあるそうです。↓またはURLをクリック。まあどっちにしても地球温暖化とは無関係ですね。
http://d.hatena.ne.jp/pantheran-onca/20070512
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