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「懐疑派」でも「反対派」でもない という科学者が
Yahoo!の月刊誌(?)サイトでインタビューされていました。
私がさんざん(BCCメール等で)書いていた通りの「温暖化人為説の嘘」の片鱗が、
日本でもこうして結構な大手サイトで出てきたのは喜ばしいことですね。(^o^)
記事をコピペしますが、皆さん、せめてリンクをコピーして
まだまだ騙されている人たちに転送してあげてください。
月刊チャージャー4月号
【調査】まずは疑って係!
環境計測科学研究者に聞いてみました/本当にCO2だけが「不都合」な存在?
地球温暖化問題は正確な「真実」なのか?
http://promotion.yahoo.co.jp/charger/200804/contents08/theme08.php
経済産業省の試算によると2020年度までに国内のCO2排出量を13%削減するために、約52兆円必要だという。京都議定書を守るためにロシアから排出権を買うなんて話もあって、なんだか最近「地球温暖化」問題の「不都合」な面が目立ってきた。そこで、地球温暖化問題に対して冷静な意見を公言している横浜国立大学教授の伊藤公紀氏を直撃訪問。地球温暖化問題への素朴な疑問をぶつけてみた。
工学博士 伊藤公紀氏
横浜国立大学大学院工学研究院教授。1950年福岡県生まれ。環境計測科学などの分野で日本を代表する研究者。著書に『地球温暖化 埋まってきたジグゾーパズル』(日本評論社)、共著に『暴走する「地球温暖化」論』(文藝春秋)などがある。
地球温暖化問題がヒートアップしてますが……
そうですね。ことに日本の国民にとって、地球温暖化は今では「メディアリテラシー」の問題になっているとも言える状況です。現状の報道や論調には、CO2 (二酸化炭素)排出だけを糾弾する傾向が強すぎるきらいがありますね。
地球温暖化は、地球の病気のような状態です。たとえば、自分が病気になったらひとりの医者の意見に頼るだけじゃなく、セカンドオピニオンを求めようとするはずです。ところが、地球温暖化問題の現状は、ある意味で大袈裟な〈診断〉が一人歩きを始めていて、日本国民の多くが疑うことなく信じている。とても危険なことだと思います。
地球温暖化問題に対する関心の高まりは、アル・ゴア氏が書いた『不都合な真実』の本や映画のヒットが契機のひとつとなりました。あの本の内容は、消費大国であるアメリカへの警告としては意義があるでしょう。でも、科学的な「真実」を冷静に見極めていくと問題が多いのです。
たとえば、38ページにゴアの先生であるレヴェル教授が「地球の大気に含まれる二酸化炭素量の測定を最初に提案した人」である、つまり二酸化炭素量測定のパイオニアであると紹介されています。でも、最初に大気中の二酸化炭素量測定を始めたのは、チャールズ・キーリングという科学者です。ゴアの書き方には〈誤解〉があるのです。
『不都合な真実』の問題点とは?
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『不都合な真実』の問題点は、科学的な根拠がちょっと古くて、事実を指摘する手法が少々粗っぽいことです。イギリスでは中学校の教材としてこの映画が使われる時に、教師は事実として疑わしい部分を生徒に説明しなければならないとする判決も出ています。いくつか、具体的に紹介しておきましょう。
キリマンジェロの氷河は
解けているのではなく蒸発している?
45ページに、アフリカのキリマンジェロ山頂付近の雪や氷河が消えていることが紹介されています。かつては、地球温暖化による気温上昇が原因と推測されていました。でも、最近の詳しい現地調査によれば、湿度の低下と太陽熱によって、昇華(固体が蒸発すること)したということがわかっています。湿度低下を招いたのは周囲の植物の減少などが原因と考えられています。本の中でも消え残って柱のように尖った氷河の残骸の写真が紹介されていますが、まさにあの写真は氷河が解けたのではなく、蒸発した証拠ともいえます。解けて水が流れたのであれば、あんな形に消え残ることはないですからね。
異常気象や洪水の「経済損失」は
温暖化だけが原因なのか?
102ページには、洪水などによる経済損失額が急増していることを示すグラフが掲載されています。地球温暖化と気象には密接な関連があるでしょう。でも、経済損失額の大きさは、必ずしも異常気象だけが原因とは言い切れません。むしろ、海岸沿いに立派なリゾート地が開発されるといった街の構造や建造物の配置など、社会的要因が大きいと考えるべきではないでしょうか。
ここでは保険業界が抱く異常気象によるリスクへの危惧が語られていますし、データ自体が間違いだとは言いません。でも、読む側、情報を受け取る側が、ここで紹介されていることを『真実』だと思いこみ、政治的スローガンに巻き込まれるのは賢明ではないはずです。
さらに『不都合な真実』を読み解いてみる
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『不都合な真実』の問題点を具体的に取り上げたのは、この本が地球温暖化に対する論調を象徴しているといえるからです。地球環境と人間の社会生活との関係を観察し、配慮していく努力は大切です。でも、偏った情報だけで判断するのは大きな間違いの元になります。
たとえば、226ページにブラジルで熱帯雨林を焼いて開墾する農業労働者の写真が紹介されています。森林を破壊して木を燃やすことが、二酸化炭素排出の大きな要因だと指摘しているのです。また、ゴア氏は同書の中でも代替燃料としてバイオ燃料を支持しています。
実は、ここにも大きな矛盾が隠されているのです。バイオ燃料の原料は農作物。今、バイオ燃料の増大によって、ブラジルやインドネシアの熱帯雨林が焼かれて耕作地に変貌しています。その結果、ブラジル産の大豆を原料にしたバイオ燃料のほうが、化石燃料よりも環境への影響が大きい(グラフ参照)という試算もあります。開墾や耕作によって大量のCO2が排出されるからです。アメリカ産のトウモロコシからつくられるエタノールも、環境への影響はとても大きい。下のグラフは代替燃料の環境への影響などを評価したものです。横軸で70%以下、縦軸で100%以下であれば、代替燃料として意味があるとされています。
このまま二酸化炭素を出し続けるのは、地球の健康にとって好ましくないという点はまったく真実に違いありません。でも、今の世論をリードしている本に、重要な点で地球の実態や真実に合わない点があるのです。ことわざで「悪魔は細部に宿る」あるいは「神は細部に宿る」とも言います。細かな点をおろそかにすると、人類全体が重大な過ちを犯すことになりかねません。
じゃあ、いったいどうすれば?
http://promotion.yahoo.co.jp/charger/200804/contents08/theme08_06.php
個人的な話で恐縮だけど、岡田斗司夫の『いつまでもデブと思うなよ』を読んでしまった。他人の成功例をアテにするつもりはないけど、書かれていたのは「ダイエットを成功させるには現状をちゃんと認識するのが大事」ってこと。そして「無理はしちゃいけない」ってこと。当然と言えば当然なんだけど、かなり納得できたんだよね。
省エネに気を配ったり、生活の無駄をなくしていくのは、別に二酸化炭素なんて関係なくても正しいことだと思う。化石燃料を燃やして排出する二酸化炭素を減らすべきってことにも異論はない。でも、世界との関係の中で二酸化炭素排出量を「減らしたことにする」ために何兆円ってお金を日本が払うと聞くと「ちょっと待て」と感じてしまう。なんだか、通販で見つけたダイエット器具に10万円近いお金を払い、一週間も続かずに挫折するデブ(自戒を込めて)の行動に似てるよな。
10日ほど前から、岡田氏の成功例にならって、その日自分が食べたものを把握して、摂取カロリーを1500キロカロリー以下に抑える生活を心がけている。 2日ほど前に焼酎で酔っぱらい、仕上げにラーメン食べちゃったから体重はまだそれほど減ってない。でも、ここ数年あまり感じたことのなかった空腹感が、意外に心地いいんだと気付いたことがちょっとウレシイ。
「リンゴしか食べない」とか「米粒は食べない」とか、禁止して我慢するよりも、大切なのはバランスなんじゃないかと思う。デブってるのは、食べ過ぎでバランス崩れてたから(と、やっと気付いた)なんだもの。伊藤教授の話を聞きつつ、今度こそダイエットが成功しそうな予感を感じたのだった。あれ? 話が違うかな。ま、いいや。夏までに10キロ痩せるぞぉ!
編集/チャージャー編集部
取材・文/寄本好則
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