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ENEOS CDM:随伴ガス回収・有効利用によるCO2排出権獲得
http://www.asyura2.com/08/nature3/msg/127.html
投稿者 金十字架 日時 2008 年 4 月 19 日 15:15:21: mfAWtS4GF8MpY
 

日系] ベトナムニュース

新日本石油、ランドン油田のCDMで排出権獲得
2008/03/03 19:10 JST配信

 新日本石油は2月29日、ベトナムのランドン油田で実施中の二酸化炭素(CO2)削減プロジェクトについて、2001年12月から2005年12月にかけての4年間のCO2削減量449万トンに対し、国連機関より排出権が発行されたと発表した。このプロジェクトは2006年2月に国連機関よりCDM(クリーン開発メカニズム)として承認されている。今後、2006年1月以降の削減量についても、毎年排出権発行の審査を受け、順次排出権発行の承認を得ていく予定。2011年までの10年間で約800万トンの排出権獲得を見込んでいる。

 同油田での原油生産の際に発生する随伴ガスは、従来、海上で燃焼させていた。このプロジェクトでは随伴ガスを回収し、新たに海底に敷設したパイプラインにより発電燃料としてベトナム国内の発電所に供給している。随伴ガス回収・有効利用による排出権発行は世界初のケースという。

 ランドン油田はベトナム南部沖合の15−2鉱区に位置する海上油田で、同社の石油開発部門である新日本石油開発が出資している日本ベトナム石油がオペレーターとなり、コノコフィリップスやベトナム国営石油会社と共に1998年8月から原油の生産を開始している。

[2008年2月29日 新日本石油ニュースリリース]
(C) Viet-jo.com 2002-2008 All Rights Reserved.

http://viet-jo.com/news/enterprise/080303040113.html
ニュースリリース  2007年度
「ベトナムランドン油田随伴ガス回収・有効利用CDM」の排出権発行

? 一回の排出権発行数量として世界最大、随伴ガス回収・有効利用で世界初 ?

2008年2月29日
記者各位

 当社(社長:西尾 進路)は、グループの石油開発プロジェクト会社がオペレーターとして操業するベトナムのランドン油田において、温室効果ガスであるCO2を削減するプロジェクトを推進しております。本プロジェクトは、2006年2月に国連機関よりCDM(クリーン開発メカニズム)として承認されておりますが、この度、2001年12月から2005年12月における4年間のCO2削減量449万トンに対して、国連機関より排出権が発行されましたのでお知らせいたします。今後は2006年1月以降の削減量について、毎年排出権発行の審査を受け、順次、排出権発行の承認を得ていく予定であり、2011年までの10年間で約800万トンの排出権発行を見込んでおります。



1.本CDMプロジェクトの概要
 ランドン油田(海上)での原油生産の際に発生する随伴ガスは、従来、海上で燃焼させていましたが、この随伴ガスを回収し、新たに海底に敷設したパイプラインにより、発電燃料としてベトナム国内の発電所等に供給しています。

2.特徴
(1)一回の排出権発行数量として世界最大
 CO2や代替フロンなどの温室効果ガスを削減するCDMプロジェクトは、これまで世界で948件が登録されており、この内304件で排出権が発行されております。排出権の一回の発行数量としてはこれまで最大で406万トンでしたが、本プロジェクトはこれを上回る449万トンの排出権が発行され、世界最大となります。
 また、これまで複数回排出権が発行されたプロジェクトと比較すると、累積での排出権発行数量については世界第10位、この内CO2削減*のCDMに限れば世界第1位となります。
 *CO2削減のCDM:省エネルギー、風力発電、水力発電 等

(2)油田における随伴ガス回収・有効利用による排出権発行は世界初
 随伴ガス回収・有効利用による排出権発行は世界初となります。

(3)ベトナムでのCDMにおいて初の排出権発行、ベトナムの持続可能な発展に高く貢献
 エネルギー有効活用によるCO2削減プロジェクトは一般に、温暖化防止のみならずエネルギーの自給率の向上に役立つため、途上国の持続可能な発展に資すると言われていますが、本プロジェクトはCO2を削減するCDMとして、またベトナムで初めて排出権発行を遂げたCDMとして、ベトナムの持続可能な発展に高く貢献しています。

(4)地球規模でのCO2削減に貢献
 当社が本プロジェクトをモデルケースとして確立したCDM方法論は、現在審査中のものも含め世界19のプロジェクトで使われております。これらプロジェクトがすべて実現した場合、年間800万トン以上のCO2削減が見込まれており、CDM方法論確立を通じて地球規模でのCO2削減に貢献しております。

(5)全工程を自社で実施
 当社は、方法論の確立、CDMのプロジェクト設計書の作成、CDM理事会への申請・承認から、実際の測定、排出権発行に至るまで、全工程を自社で行いました。

以 上

<参考>
■ランドン油田の概要
 ランドン油田はベトナム南部沖合の15‐2鉱区に位置する海上油田であり、当社の石油開発部門である新日本石油開発(株)が出資している日本ベトナム石油(株)がオペレーターとなり、コノコフィリップスやベトナム国営石油会社と共に、1998年8月より原油の生産を開始し、2005年6月に累計原油生産量が1億バレルに達しました。現在の生産量は46,000バレル/日(2007年1?12月平均)です。

■ランドン油田の権益比率
日本ベトナム石油(株)
46.5%
コノコフィリップス社
36.0%
PVEP社 
17.5%
 ※PVEP社(Petrovietnam Exploration and Production):ベトナム国営石油会社の子会社

■日本ベトナム石油(株)の株主構成
新日本石油開発(株) 
53.13%
新日石資源投資(株)
43.94%
三菱商事(株)
2.93%
http://www.eneos.co.jp/company2/press/2007_2008/20080229_01_0794529.html

エネオス、ベトナムの油田をさらに開発
 ガソリンスタンドのエネオスで知られる新日本石油は、石油開発部門である新日本石油開発が、ベトナム沖15-2鉱区ランドン油田で行っている原油を生産について、ランドン油田のサテライト油田として、同油田の北東に位置するフンドン油田の開発移行を決定し、原油生産設備の建設に着手したと発表した。

 フンドン油田は、2008年9月末に原油・ガスの生産開始を予定し、初期生産日量は、原油換算で合計2万3000バレル(原油1万5000バレルおよびガス5000万立方フィート)となる見込み。また、同油田は、ランドン油田の生産処理、貯油、出荷設備を利用することによってコスト削減が図られることから、同社の開発費投資見込み額は約53百万米ドル(約64億円)になるという。

 ベトナム沖15-2鉱区での新日本石油は、1992年10月の鉱区権益取得以降、JVPCがオペレーターとして探鉱活動を実施し、1994年6月、試掘1号井でランドン油田を発見。その後、評価・開発作業を経て1998年8月から生産を開始し、これまでの累計生産量は1億3500万バレルに達している。
http://www.carview.co.jp/news/0/38163/
政治・経済
ベトナム、油田開発を他国と協力して推進

 ベトナムの石油・天然ガス分野は、国外での石油・天然ガス生産量を2010年に年間100万〜200万トン(石油換算)、2015年に300万〜400万トン、2020年に500万〜600万トンと引き上げるべく計画を進めている。

 ベトナム石油ガス総公社(Petro Vietnam)傘下の石油・天然ガス開発投資会社(PIDC)によると、過去5年間の世界各国パートナーとの40件におよぶプロジェクト研究の結果、PIDCはイラク、アルジェリア、マレーシア、モンゴルなどの企業と5件の原油探索契約を結んでいる。この中には2006年末に日産量1万2,000バレルを見込む油田や、PIDCが40%を出資し試掘を終えた油田では、1億5,000万〜2億バレルの埋蔵量が期待されているものがある。
http://www.hotnam.com/news/050929090511.html


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