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(回答先: サルでは、「精神性」「社会性」の要素が全く加味されないと考えるのは根拠は?ホンモン等の有機的要因は? 投稿者 XL 日時 2008 年 4 月 15 日 14:02:03)
まず、サルは生まれつきではなく成育環境によって雄・雌の好みの違いが生ずる、という仮定から出発して、その仮定が成り立つかを見てみましょう。
この研究では、トラックのような車輪のついたおもちゃと人形のおもちゃをサルに与えて雄と雌で好みに違いがあるかを調べました。その結果、雄は人形のおもちゃに関心を示さず、雌は両方のおもちゃに同程度の関心を示したとされています。
サルは生まれつきではなく、成育環境によって雄・雌の好みの違いが生ずると仮定すると、雄のサルには成育過程で、人形のおもちゃを好むべきではない、というバイアスを受けて成育しているという結論になりますし、一方、雌のサルは人形のおもちゃを好むべきではない、というバイアスを受けずに成育しているという結論になります。
この結論を正当なものとするには、サルは雄に対してだけ人形を好むべきではないという「躾け」をしていることになります。
ところが、サルの社会には人形のおもちゃは存在しません。従ってサルは雄に対してだけ人形のおもちゃを好むべきではないという「躾け」をすることができません。
以上から、最初の仮定は成立しないことになります。
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