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289 :無党派さん:2009/01/08(木) 00:32:27 ID:s9hxDoll
発信箱:異端児の処遇=与良正男(論説室)
政治とカネにまつわるスキャンダルなどが発覚し、自民党が追いつめられるたびにテレビに
出演しては、野党顔負けの自民党執行部批判をぶつ。かつて政権に就く前の小泉純一郎元
首相はそんな役回りだった。
メディアは内輪もめの方を面白がるから野党の影は薄くなる。一方、国民の側も「やはり自
民党は自由に物が言えて考え方も幅広い党だ」と妙な安心感を持った人が多かったはずだ。
結果的には小泉氏は自民党の延命に多大な貢献をしているのだと当時も思ったものだ。そ
して自民党は「党をぶっ壊す」と叫ぶ小泉氏を首相に選び、究極の延命策を講じた。
当初、私は渡辺喜美元行政改革担当相も同じような存在だと見ていた。早期の衆院解散・
総選挙にせよ、定額給付金の撤回にせよ、渡辺氏の主張の多くはごく当たり前の話だ。共鳴
した人は多かっただろう。
しかも、渡辺氏が政権批判している間はメディアの世界では野党の出番はほとんどなし。確
かに私たちメディアも安直だけれど、党執行部は渡辺氏に感謝していいとさえ思ったほどだ。
だが、そんな雰囲気にはならなかった。それは、異端児(実は世間では常識派であったりす
るのだが)を許容できない今の自民党の余裕のなさを如実に映し出しているように思える。
どうやら渡辺氏の離党は確実のよう。渡辺氏も覚悟があるのだろう。再三書いているよう
に、新党結成にせよ何にせよ、行動を起こすなら衆院選前だ。そして選挙で有権者の判断を
仰ぐことだ。私は「衆院選後に政界再編を」という勝手な離合集散話には決してくみしないが、
選挙前に動くのなら納得する。
http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20090108k0000m070145000c.html