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土井たか子80歳でも「老兵は死なず」
週刊文春12月25日(木) 16時41分配信 / 国内 - 政治
今年十月、次期衆院選に立候補しない意向を表明した社民党・土井たか子元党首(80)。「マドンナブーム」を巻き起こしたかつての人気政治家は、表舞台から完全に去ってしまったのか――。
「やるっきゃない」「山は動いた」
こんなフレーズで八〇年代から九〇年代はじめにかけて、旧社会党を大躍進させた立役者が土井たか子委員長(当時)だった。
だが社民党と名前を変えた現在、同党は衰退の一途を辿っている。土井氏も〇五年の総選挙で落選、さらに「参議院転向か」と噂された〇七年の参議院議員選にも不出馬、注目された次期総選挙も、立候補しない方針と報じられている。
時折テレビの討論番組で見かける程度になってしまったが、本当に隠居を決め込んでしまったのか。
かつて「土井チルドレン」ともいわれた側近の一人、社民党の保坂展人衆院議員が、土井氏の近況を語る。
「あまり表舞台には出ていませんが、今でも大変お元気に活動しています。私もちょくちょくお会いしていますよ。食事をしながらの意見交換、国会内での勉強会、パーティなどですね。また週の半分ほどは講演活動で全国各地を飛び回っているようです。青森にいたと思ったら今度は神戸とね(笑)。党の活動にしても名誉党首として、大会での挨拶や顧問的立場での助言をされている。元々体は丈夫な方で、声の張りも気合も全く衰えてはいない。大変活動的です」
そんな土井氏本人に近況を聞くべく、連絡を取ったところ、窓口は五島昌子元政策秘書だった。
五島氏といえば、一九六九年の土井氏初当選以来、「土井氏の分身」「社民党の女帝」などと称された土井氏の側近中の側近。〇二年に発覚した辻元清美議員の政策秘書給与詐取事件では、その“指南役”として逮捕・起訴(〇四年に有罪確定)されたことで一躍、世間の注目を集めた。
五島氏に土井氏への取材を申し込んだが、「時間が取れないので取材はお断りさせていただきます」との答え。そこで五島氏に土井元党首の近況を聞こうとしたが、こんな答えが。
「文春さんにはこれまでもめげることしか書かれたことがなくて、本人もあまり触れて欲しくはない、という意向です。ただ引退、引退といわれることに関しては、本人は特別に宣言などしてはいません。講演などの政治活動も続けていきます。憲法行脚といったところですね」
老兵は死なず――。
(週刊文春2009年1月1・8日 新年特大号「消えた女 消された事件」ウェブオリジナル記事)
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最終更新:12月25日(木) 16時41分