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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2008122902000088.html
『造反候補』誘う民主 『反麻生』議員に水面下で接触
2008年12月29日 紙面から
衆院選による政権交代を目指す筋論を掲げる民主党は、自民党内の政界再編論を表向き静観しているものの、水面下では自民党の「反麻生」議員に接触。年明けの通常国会での造反劇に向けた舞台装置を整えている。自民党分裂を誘発すれば、衆院解散の引き金になるだけでなく、次期衆院選では「非自公」勢力が過半数を制する可能性も強まると期待しているからだ。 (竹内洋一)
小沢一郎代表は政界再編に関して「今の時点では全く考えていない」「自民党にいる人と話す気は全くない」などと繰り返している。この発言は、衆院選前に自民党を離党した議員とは連携する用意があることを示したものだ。
民主党が臨時国会で衆院解散要求決議案を提出した際、小沢氏に近い党幹部は自民党の渡辺喜美元行革担当相に同調を働き掛けた。
小沢氏は一九九四年、細川護熙首相の後継に、渡辺氏の父、故・渡辺美智雄元副総理を担ぎ出そうとしたことと重なって映る。民主党内では「小沢さんは渡辺氏と連絡を取っている」(幹部)との憶測も飛び交う。
一方、菅直人代表代行は、国民新党の亀井静香代表代行とともに自民党の山崎拓前副総裁、加藤紘一元幹事長と会合を重ねる。この四人は「YKKK」と呼ばれ、今月半ばには、そろって民放テレビ番組に出演した。
菅氏は、自民党の中川秀直元幹事長にも「霞が関の解体など、私が強く主張してきたことと共通する部分もある」と秋波を送る。
民主党は来年の通常国会序盤、二〇〇八年度第二次補正予算案と関連法案の衆院採決で、定額給付金だけを分離した修正案をぶつけ、給付金に批判的な自民党議員に「踏み絵」を迫りたい考えだ。
補正予算案と関連法案が衆院を通過して参院で否決された場合、予算は通過三十日後に自然成立するが、関連法案の成立には衆院で三分の二以上の賛成で再可決する必要がある。
自民党から十七人以上の造反議員が出て関連法案を再可決できなければ、給付金は断念に追い込まれ、麻生内閣は総辞職か衆院解散かを迫られる。
「補正予算案や関連法案の採決で、第二、第三の渡辺議員が現れたとき、日本の政治が大きく動く」
民主党の鳩山由紀夫幹事長は最近配信したメールマガジンで、こう予言している。