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280 :無党派さん:2008/12/28(日) 12:35:02 ID:SVy65DY+
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2008122802000129.html
08年の終わりに考える 民心くまぬ国会なんて
はじめから終わりまでずっと「ねじれ」でありました。この一年の国会の話です。
未知の体験学習期間もほどほどにと、直面する危機が告げています。
ほんの十日ほどの短いお休みで国会議事堂かいわいが静まり返っています。
年明け早々から嵐が吹き荒れるのを見越して、それに身構えているみたいに。
クリスマスイブの造反劇、といえば、おわかりですか。先日ひとまず幕を引いた国会の最終盤、
野党民主党が衆院本会議に提出して与党が多数で否決した「衆院解散要求」決議案に、自民党の
渡辺喜美氏が起立で賛成しました。与党で一人。なかなかの役者です。
◆ねじれたまま09年へ
「閉塞(へいそく)状況を打破するには解散総選挙しかないんだ」と、渡辺氏は
民主に同調した理由を語っています。気持ちはわかります。
私どもは社説で、首相が福田康夫さんだった時も、今の首相の麻生太郎さんにも、
有権者の信を問うべく総選挙を一刻も早くと、ことあるごとに促してきました。
なぜかの説明にもう多くを述べる必要はないでしょう。麻生首相もとうにわかっているのです。
文芸春秋十一月号の手記で書いています。「自公政権が衆院選で勝っても、参院ではなお
民主党など野党が多数ではないか、結局は衆参ねじれの混乱が続くだけではないか」
という人がいるが、それは違う。選挙で公約を国民に誓い合い、勝利した側の政党が
その直近の民意を背景に政党間協議を主導するのだ−と。
そんな初心を翻したからでしょう、政権は迷走します。“緊急”経済対策の補正予算案は
野党の出方を恐れて年明け国会へ先送り。国と暮らしの先行き不安にかられる国民をよそに、
ねじれ状況は二〇〇九年へ持ち越されます。
政治が民心をつかめない。まさしく渡辺氏のいう「閉塞」です。