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百恵さん長男、ロックバンドのボーカルで歌手デビューしていた!
12月28日8時0分配信 スポーツ報知
俳優の三浦友和(56)と元歌手、女優で妻の山口百恵さん(49)の長男・祐太朗(24)が4人組ロックバンド「Peaky SALT(ピーキーソルト)」のボーカル・ユウとしてデビューしていたことが分かった。11月26日にデビューシングル「イトシセツナナミダ」をリリース。いきなりハウス食品のCMソングにも採用される大抜てきで、芸能界での第一歩を踏み出した。
父である三浦友和をほうふつとさせる甘いマスクに、伸びやかなボーカル。友和・百恵の超大物カップルの長男が、両親と同じ世界に飛び込んだ。
「Peaky SALT」が誕生したのは6年前の高校の文化祭。中学時代からの同級生だったユウ、キミヒデ(24=ギター)、コセン(24=ベース)に、2年後輩のドラムのスヤマ(21)が加入して産声を上げた。
メンバー全員が大学進学した2年前、制作したデモテープが現在の所属事務所の社長の目に留まったことが転機になった。米国に音楽留学していたコセンの帰国を機に昨年2月から本格的なライブ活動をスタート。芸能界の華やかさと同時に厳しさも肌身で実感している両親も、最終的には息子の決断を尊重。今年11月に念願のデビューを果たした。
初恋をテーマにしたファーストシングル「イトシセツナナミダ」は、ユウが家庭教師をしていた中学2年の男の子の実体験にヒントを得て詞を書き下ろし、コセンが作曲した胸キュンロック。ハウス食品の「うるおい美率」のCMソングに採用され、バンド自身もCMに出演する破格のデビューとなった。
今月17日に都内で行われたJ−WAVE主催のライブイベントでは4組のトリとして出演。ユウは「CM、恥ずかしくて見られないんだよ」と初々しいトークを交えながら、デビュー曲やロックチューン「ピカピカ」など6曲をパフォーマンス。ライブすることが楽しくて仕方ないという気持ちを全身で表現し、ファンの声援を浴びた。
現在は来春リリース予定のセカンドシングルを制作中。夏頃にはアルバムも発表予定で、来年は飛躍の一年になりそうだ。
◆1日に来社、静かにPR
ユウは今月1日、デビュー曲PRのためスポーツ報知北海道総局を訪れていた。取材での話し声は小さく、おとなしそうな印象だった。「俺が、俺が」のタイプでなく、育ちの良さも感じさせた。この場でも親のことに触れることはなかったが、顔つきはまさに両親の遺伝子を受け継いでいる印象だ。
「イトシセツナナミダ」は初恋をテーマにした曲。「家庭教師をしていたときに、教えていた中学2年生の男の子の実体験を描いたもの。初恋をしているシャイな男の子の心情が、デビューを迎える僕たちの気持ちと重なります」などと語っていた。
現役時代は知らなくても母親の歌はもちろん知っているだろう。幼いころからJポップを聴いて育ち、影響を受けてきたそうで、メロディーが昭和を感じさせると、話をふると「うれしい、そういうふうに聴いてもらいたかった」とはにかんでみせた。
三浦友和「4年ほど前、学生生活で就職活動の時期を迎えた頃、将来は音楽でやっていきたいという息子からの意思表示があり、自分の若い頃を振り返れば反対はできず、静観していました。卒業してからも練習、曲作り、月に何回かのライブハウス出演などを、メンバーとともに地道に重ねていたようです。幸運にも音楽関係の方の目に留まり、CDデビューできることになった旨の報告を今年の春頃受けました。世の中全体もそうですが、音楽業界もまた一段と厳しい状況と聞いています。親ということはさておき、芸能界の先輩として助言をするなら、これから最低でも10年は続けられるバンドになれということでしょうか。そして親としては、より多くの方たちに支持されるバンドになってくれることを願っています」
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