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385 :無党派さん:2008/12/23(火) 10:05:16 ID:yTW8LS6M
「春まで待てない定額給付金」…色あせ自民内に撤回論も
08年12月23日07時40分
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081223-OYT1T00008.htm
塩崎恭久・元官房長官は、9日、「速やかな政策実現を求める有志議員の会」の会合で、「地元に帰って給付金の説明に窮することが続いている」と訴えた。
15日夜、自民党各派閥の事務総長らが集まった会合では、「給付金が発表された10月末には、原油高対策の意味合いもあった。
今は原油価格が下がり、国民への説明が難しくなった」との意見が相次いだ。
背景には、読売新聞の世論調査で、72%が給付金の支給について評価しないと答えるなど、「ばらまき政策」との批判が強いことがある。
自民党の中堅議員は、「衆院選を控えて、世論の理解を得るにはどうしたらいいか、焦るばかりだ」と語る。
自民党の三役経験者は、こんな不安を漏らす。
「2次補正は年内に成立させるべきだった。早く実施していれば、給付金も悪い政策ではなかった。しかし、支給が来春となれば、色あせて効果はない」
こうした混乱には、経済政策の司令塔を務める与謝野氏と首相の呼吸が合わなかったことが一因との見方が出ている。
定額給付金は、公明党の強い要求を受け、今年8月に決まった福田政権の総合経済対策に「定額減税」として盛り込まれた。その際、財政規律を守る立場から、抵抗したのが与謝野氏だった。自民党内には、公明党主導で政策が決定されることに不満も多い。
自民党関係者は、「与謝野氏は、麻生首相のためにと動いたが、首相は閣内の意思統一を図れなかった」と指摘する。
今月20日の閣僚懇談会。与謝野氏は、公明党の斉藤環境相らを前に、「定額給付金を実施するには、前提があった。単年度だけ実施、適切な財源を見つける、税制抜本改革に合わせて行うという3点を確認したはずだ」と語気を強めた。
税制抜本改革の道筋をつけずに給付金だけを実施することは認められないと、税制抜本改革の「中期プログラム」に、消費税率の引き上げ時期を明記することを認めるよう公明党側に暗に迫ったのだ。
そこには、首相との二人三脚で、「自民党らしさ」を押し通そうという思いがうかがえた。
与党のきしみは増幅する気配だ。