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たばこ税引き上げ見送りへ、与党で慎重論強まる
激震・麻生政権
政府・与党は11日、2009年度税制改正の焦点となっているたばこ税の引き上げを見送る方向で最終調整に入った。
たばこ税の増税は、政府が社会保障費の自然増の抑制幅を当初目標とした2200億円から縮めるための財源として検討してきたが、与党内で「たばこ税を増税しても税収が確実に増える保証はない」などとして慎重論が強まったためだ。
自民、公明両党は、12日に09年度税制改正大綱を決定する。たばこ税の増税には、公明党が反対しているほか、自民党内でも「税制改正大綱には、たばこ税引き上げとは書かない。将来の検討課題として盛り込むかどうかだ」(党税制調査会幹部)との意見が強まっている。政府高官は11日朝、「自民党税制調査会は、たばこ税見送りの姿勢で固い。政府としては、党税調に、増税を求めるような指示はできない」と記者団に語った。与党がたばこ税の見送りを決めれば、政府としても、与党の判断を受け入れる考えを示したものだ。
麻生首相は、社会保障費財源確保のため、たばこ税の増税への期待感をにじませてきただけに、今後新たな財源を見つけるため、厳しい判断を迫られることになる。
これに関連して、首相周辺は11日朝、「2200億円の抑制方針は09年度もできるだけ維持する。財源は、赤字国債で埋め合わせるしかない」と語った。
(2008年12月11日11時34分 読売新聞)