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「あの時は、どうかしてたんや。若気の至りちゅか、上の者から「あいつらは許せん奴らや」とか、「お前がやる事は正義や」なんて言われて、すっかりその気になって、自分がやる事の意味を少しも考えんかった。ホンマ、恐ろしいわ」
これはヒットマン(鉄砲玉)の経験がある元暴力団組員の口から出た言葉だ。この男は十数年前、敵対組織の幹部を拳銃(チャカ)で襲撃したが失敗し、自ら重症を負った揚句、最近まで服役していた。
「思い込んだら命がけ」
という言葉があるが、この男(ヒットマン)いわく「いったんこうやと思い込んだら他の事は何も見えなくなって、まんまと騙され、利用されてしまうんや。まじめな者ほど危ないで」という。
.....冒頭の元ヒットマンが言うように、こんな馬鹿者どもが大それた事をしでかす時は必ず、裏で巧妙に操り、金儲けや自分達(組織または国家)の野望を遂げようとする奴らがいる。実行犯達は意外と何も分かっていないケースが多いのだ。
-「オウム帝国の正体」から引用-
「ほとんど外出しない生活をしていた」。元厚生事務次官宅が相次いで襲われ3人が死傷した事件で、銃刀法違反容疑で逮捕されたさいたま市北区、無職小泉毅(たけし)容疑者(46)の暮らしについて、アパートの住人らの多くが普段から不思議がっていた。毎月の家賃を滞納せずに支払っていた小泉容疑者の実生活は、見えない部分が多い。
小泉容疑者がさいたま市北区のアパートに引っ越してきたのは98年8月。大家の男性(55)によると、小泉容疑者が入居する際、管理会社は「いまは無職だけど蓄えはあるから不払いなどで迷惑をかけることはない。これから職を探すようだ」と説明した。
入居まもなくのころ、シンクの交換で水道工事の業者とともに男性が部屋に入ると、きれいに片づいていた。契約して以降、管理費を含め計6万2千円の家賃はこれまでに一度も滞納したことがない。「何をして収入を得ていたのか、まったく分からない」と男性は首をかしげた。
地域の自治会長の男性も小泉容疑者を知らなかった。「生活保護を受けていれば私が知っているはずなので、彼は受けていないと思う」と話す。
夜の繁華街では時折、見かけられた。大宮駅周辺で営業しているタクシーの運転手(58)は、7月ごろに小泉容疑者を乗せたという。深夜2時ごろ、30歳代後半の男性と一緒に大宮駅前のタクシー乗り場から乗車。飲食店の女性が道路まで見送りに来て「タケちゃん、また来てね」と声をかけていた。小泉容疑者は相当酔っていて、すぐに眠り込んだ。
今年9月と10月には、自宅近くのスッポン料理店に20代後半ぐらいにみえる若い女性とともに現れた。店主(76)によると、午後6時ごろに来店し、2人でウーロン茶を飲みながらスッポンのフルコースを食べた。2人分の計1万4千円の代金は女性が支払ったという。
2回とも領収書を受け取り、あて名は「上様」だった。小泉容疑者は店主に「風邪をひいて調子が悪いから食べに来た」と話していた。店主には2人は恋人のような間柄にはみえなかったという。
JR大宮駅東口の繁華街にある居酒屋には、1カ月ほど前に一人で訪れた。午後5時ごろからカウンターに座り、黙々と酒を飲んでいた。店員の女性(43)は「体格がいいので狭いカウンターでは窮屈そうだった。伏し目がちでおとなしく飲んでいたが、目つきが鋭いのが印象的だった」と話す。1時間ほどで立ち去ったという。
05年12月には、自宅近くの横断歩道を歩行中に通りかかったタクシーとトラブルに。「接触した」と小泉容疑者が訴えた。しかし、タクシーの運転手(59)は「当たった感触はまるでなかった。横断歩道を渡ったのを確認して走り出そうとした瞬間に『当たったぞ』と怒鳴ってきた」と話す。小泉容疑者はタクシーの前に立ちはだかり、サイドミラーを手で折り曲げ、「土下座しろ」と迫ったという。
結局、会社側は事故として扱い、治療のために病院を往復するタクシーを提供し、治療費なども保険金から負担した。小泉容疑者は通院のためとして、1年半ほどの間、週に3、4回、タクシーを無料で利用した。