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中川氏ら議連発足へ/自民で反麻生活発化
麻生内閣の支持率低迷を受け、自民党内で「反麻生」とみられる動きが活発化している。中川秀直元幹事長が小池百合子元防衛相らと社会保障に関する議員連盟旗揚げを目指しているほか、加藤紘一元幹事長と山崎拓前副総裁は政界再編も視野に野党幹部に接近。首相に近い側は「本当に不愉快。出て行ってもらいたいとさえ思う」(町村信孝前官房長官)とけん制するが、「新党結成が目標」との憶測も出るなど波紋は広がる一方だ。
「今月十一日に世話人会、年内に総会を開く。六十人以上は集まる」。中川氏らの議連に参加予定の党三役経験者は六日、記者団の前でそう強調した。党内から「反麻生グループの結集」と批判を受け、議連側はいったんは旗揚げを延期したが、「政局より政策重視」と言って周囲の警戒を解き、開催環境を整えた。
渦中の中川氏は六日のテレビ東京番組で、次期衆院選後の政界再編待望論について「政界以上に経済界が思っている。政界でもだんだん増えている」と指摘。同氏自身が再編劇のキーパーソンとなる意向を司会者から聞かれると「選挙が終わったその瞬間に判断する」と含みをもたせた。
「麻生離れ」が加速する背景には、支持率低迷の中で衆院解散・総選挙に追い込まれれば「自民党は壊滅的な大惨敗を喫する」(山崎派議員)という危機意識がある。
議連関係筋は六日、今後の政局の流れについて(1)二〇〇九年度予算審議が行き詰まる(2)首相が予算成立と引き換えに話し合い解散に応じる(3)党総裁選を実施し新首相の下で総選挙を戦う―の順に「ポスト麻生」へ向けて進むと“大胆予測”。同時に「事態打開へ総裁選の前倒し実施もあるかもしれない」と強調した。
一方、二〇〇〇年の「加藤の乱」に関与した加藤、山崎両氏は民主党の菅直人代表代行らとの連携を再び強めている。国民新党の亀井静香代表代行を仲介役として小沢一郎代表に接近しているとの見方もあり、加藤、山崎、小沢三氏の秘密会談が取りざたされた。
自民党内では「加藤、山崎両氏は離党、新党結成のタイミングを計っている」との説も飛び交う。党中堅の一人は「加藤、山崎両氏こそが倒閣、政界再編の発火点になる」と指摘する。
一方、首相の政権運営に公然と異を唱えた「速やかな政策実現を求める有志議員の会」も、批判の「二の矢、三の矢」(メンバーの一人)を放つタイミングを模索中だ。
主要メンバーの渡辺喜美元行革担当相は、首相の〇八年度第二次補正予算案提出先送りを党首討論で批判した小沢氏について「痛いところを突いた」と評価。塩崎恭久元官房長官も政権与党の体質に注文を付けるなど「反麻生」のトーンを上げている。