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http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20081126/115324/
NHKが12月からオンデマンド事業を開始
2008年11月26日
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(ばば こういち=放送ジャーナリスト)
この12月からNHKがオンデマンド事業を開始する。過去にNHKが放送した番組をサーバに貯えておき、放送後でも視聴を可能にする仕組みだ。視聴者はブロードバンド回線を通じ、PCなどにダウンロードして好きな時に見ることができる。従来、NHKがこうしたビジネスを展開するのは法的な規制を受けていたが、放送法の改正によりNHK本体とは別の事業体が行なうのであれば可能となった。
過去の名作番組1000タイトルがいつでも視聴可能に
この12月に始まるNHKのオン・デマンド・サービスは二つである。ひとつは「見逃し番組サービス」で、見逃した番組や録画し忘れた番組を一週間程度の間視聴できる。「おはよう日本」「正午のニュース」「BS列島ニュース」「ニュース7」「ニュースウオッチ9」の5番組である。
もう一つは「特選ライブラリーサービス」だ。これは過去に放送されたNHKの番組(およそ50数万タイトルあるといわれる)のうち、ドラマやドキュメンタリーや歴史、科学番組などから著作権をクリアした番組約1000タイトルほどをリストアップしている。NHKは「見逃し番組サービス」「特選ライブラリーサービス」のいずれも、単品またはパック、そしてセットなどの販売方法を考えているという。
一方的に日時を局側が編成する放送は、視聴者の都合の良い時に番組を視聴できず、そのため見損なってしまう番組は少なくない。そこで、特に視聴者からの評判が高かった番組についてはこれまで局側が別の日時に再放送をすることで視聴者のニーズにささやかに応えてきた。
それがIT技術の進歩によって、一定期間番組をNHKのサーバに保管しておくことで視聴者が好きな時間にその番組を視聴することが可能になった。すでに民放では新会社を設立して放送済みの番組などを有料で視聴できるビジネスを始めている。