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麻生政権、ねじれに苦慮=展望見えず、小沢氏に不信
麻生太郎首相がねじれ国会の洗礼を初めて受けた。2008年度第2次補正予算案の今国会提出を迫る民主党は、参院外交防衛委員会など参院6委員会の審議をストップ。30日までの今国会会期は延長せざるを得ない状況だが、延長後の展望は不透明で、政府・与党幹部は頭を抱えている。
「きのうからきょうにかけての国会の動きは憤まんやるかたない思いだ」。自民党の尾辻秀久参院議員会長は18日、地方議会関係者との会合で、合意済みだった新テロ対策特別措置法改正案の採決を民主党に拒否され、怒りをぶちまけた。
同日セットされていた6委員会は、国土交通委員会を除き民主党が委員長ポストを独占。各委員会の理事会で民主党理事は「党首会談を踏まえての判断」「党方針が変わった」などと審議に応じない方針を与党側に伝えた。
新テロ法、金融機能強化法両改正案を「人質」に取った民主党は当面、採決拒否を続ける考え。両改正案の衆院再可決を図るため、やむを得ず会期延長すれば、「2次補正を出さない理屈はなくなる」(首相周辺)とされる。しかし、2次補正を提出すれば、定額給付金をめぐる政府・与党の迷走ぶりを野党が攻撃してくるのは必至だ。
小沢氏は党首会談で2次補正について「結論を得る約束」を強調したが、与党は守られる保証はないと見ている。前通常国会でのガソリン税をめぐる攻防の際、衆参議長あっせんをほごにされた「トラウマ」があるからだ。河村建夫官房長官は周辺に「だまされちゃいけない。首相もその辺は分かっている」と警戒心をあらわにした。
「来年の通常国会を早めに開いて、一括処理で提出したい」。自民党の大島理森国対委員長は18日、党役員に、08年度の税収減に伴う減額修正を反映させた2次補正を通常国会に提出すべきだと主張した。ただ、与党内には首相の解散先送り発言など、「言わなくてもいいことを言い過ぎだ」(公明党幹部)と冷ややかな声も出ている。(了)
(2008/11/18-21:00)