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自民支持団体に説明会 民主、マニフェスト
2008年10月18日
民主党県連が16日、県農協政治連盟(農政連)や県医師連盟、県漁協など、長く自民党を支持してきた団体を招いて「マニフェスト説明会」を開いた。党本部から長妻昭政調会長代理が来仙、約40団体の代表に基本政策について説明したという。「これまでつきあいがないのに」と戸惑う人や「政界は動いている」と驚く人など、参加者の反応はさまざまだった。(守真弓、藤崎麻里)
「マニフェストについての説明会を開催いたしたく、ご案内申し上げます」
ある団体に6日、岡崎トミ子県連代表名の招待状が届いた。「牽制(けんせい)か」。事務担当者はそう思ったという。しかし、構成員に各党の政策について聞かれることが多いだけに「フランクに勉強してみよう」と参加した。
仙台市青葉区のホテルの会場には、農政連や漁協、医師連盟といったこれまで自民党の支持団体のほか、政党色のない環境団体なども招かれていた。報道陣には伏せられており、会場に会合名も掲げない「厳戒態勢」。あいさつした桜井充参院議員は「マスコミも呼んでいないので忌憚(きたん)のない意見をうかがいたい」と呼びかけたという。
1区から4区までの衆院選公認候補が紹介された後、長妻政調会長代理が、党の基本的な考えをまとめた政策資料「インデックス2008」について約30分間説明した。ただ、「公開してしまうと自民党においしいとこ取りされてしまう」として、マニフェストについて具体的には明らかにしなかったという。
そのため、政権公約の説明を期待していた参加者からは会合後、「農業については戸別所得補償など今まで語っていたことばかり。印象に残る施策はなかった」「せっかく長妻さんが来たのに、通りいっぺんの説明だった。我々を信じていない感じだ」などと不満も漏れた。政策についての意見交換もあまり行われなかったという。
最後に郡和子衆院議員(比例東北)が「自民党とかかわりの深い方にも民主党の考えを理解してほしい」との趣旨の話をして閉会となった。その話を聞いた参加者は「(自民票の切り崩しかと)合点がいった」という。
県漁協からの参加者は17日、「あそこまで民主党が大々的に業界を集めるとは、政界は動いていると感じた」と語った。このほか県建設業協会にも招待状が届いたが、「担当者に届かなかったため」参加しなかったとしている。
説明会について、民主党県連は「あくまでも内部の会合で、外部にお知らせはしていない」と述べるにとどまった。対する自民党県連会長の土井亨氏(宮城1区)は「自民党を支援してきた業界団体は、政治を分かっている。パフォーマンス的な施策では動かないと信じている」と述べた。