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野党が「政教分離」で公明党(と創価学会)に圧力
民主党の菅直人、国民新党の亀井静香の両代表代行が、7日の衆院予算委員会で政教分離の
問題を取り上げた。両党は衆院解散が先延ばしされるなら、公明党の支持母体・創価学会の
施設が選挙活動の拠点になっていると指摘してきた矢野絢也・元同党委員長の国会招致を
正式に要求し、公明党を揺さぶる考えだ。
「90年にオウム真理教の麻原氏(=松本智津夫死刑囚)を党首とする真理党が結成され、
25人が立候補した。多数を占め、政治権力を使って教えを広めようとしたら、憲法20条の
政教分離の原則に反すると考えるがどうか」
菅氏は政教分離の原則に反するケースを問い、内閣法制局長官から「違憲」との答えを引き出した。
首相も「私もそう思う」と応じた。
さらに亀井氏が「自民党の最大の支持母体は創価学会。免税措置を受けている宗教施設が、
そういう形で使われることはあってはならない」と述べると、緊張感が漂った。
首相は「週刊誌の読まれ過ぎかな」とかわしたが、前公明党政調会長の斉藤環境相は
「政局絡みに利用しようという話だ」と抗弁した。
菅、亀井両氏のこの日の質問は、矢野氏招致に向けた布石といえる。亀井氏は95年、
参院が創価学会の秋谷栄之助会長(当時)を参考人招致した際、自民党幹部として旗を振った一人だった。
予算委員会の終了後、亀井氏は「矢野さんの一方的な話ではしょうがない。学会側の話も
聞くことも含めて公平にやっていく必要がある」と記者団に語り、矢野氏招致が実現すれば、
創価学会幹部の招致も求める考えを示した。
*+*+ asahi.com 2008/10/08[**:**] +*+*
http://www.asahi.com/politics/update/1008/TKY200810070386.html