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http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008100690062256.html
内閣支持37%、不支持48% 中部6県意識調査
2008年10月6日 07時55分
衆院解散・総選挙の時期に関心が集まる中、中日新聞社は愛知、岐阜、三重、長野、福井、滋賀の中部6県で有権者の政治意識調査を実施した。麻生内閣の支持率は37%にとどまり、不支持率は48%に達した。一方で、民主党の政権担当能力には53%が否定的な考えを示した。望ましい政権の枠組みは「自民党と民主党の大連立」の26%が最多で、2大政党のいずれにも政権を託せないと考えている有権者像が浮かび上がった。
内閣支持率は、発足直後の9月下旬に共同通信社が実施した全国緊急世論調査の支持48・6%(不支持32・9%)を大きく下回った。就任5日で辞任した中山成彬前国土交通相の問題発言などが影響しているとみられる。
各年代別で「支持しない」が上回ったが、70歳以上だけは「支持する」が多かった。自民、公明両党支持層の支持率はそれぞれ6割を超えた。全体の35%を占める「支持政党なし」の支持率は26%、民主党支持層では15%だった。
民主党は次期衆院選で政権交代の実現を訴えるが、その政権担当能力について男性の51%、女性の55%が「あるとは思わない」。肯定的なのは民主、社民の両党支持層だけで、支持政党なしの57%が否定的だった。
望ましい政権の枠組みの1位は「自民党と民主党の大連立」。20代、30代、40代と、支持政党なしでトップだった。自民党支持層の24%、民主党支持層の20%も大連立を肯定的にとらえていた。枠組みの次点は「民主党中心」の21%、現政権の「自民党中心」は20%で3位にとどまった。
次期首相にふさわしい人物は麻生太郎首相が37%で、小沢一郎民主党代表の22%を上回ったが、「その他」も37%いた。特に20代と70歳以上、女性の間で麻生人気が高く、小沢代表の倍以上を占めた。支持政党なしは過半数が「その他」とし、麻生首相25%、小沢代表18%だった。
総選挙への関心は高く、「必ず行く」68%、「たぶん行く」25%と9割以上が投票所に足を運ぶ意向を示した。
【調査の方法】 2日から3日間、中部6県の有権者3500人を目標に電話調査を実施した。コンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング)式を採用。実際に有権者がいる世帯にかかったのは4601件で回収率は76・1%だった。本文中とグラフの数字は小数点以下を四捨五入したため、比率の合計は100%にならない場合もある。
(中日新聞)