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麻生演説には3年後「全治」した日本経済の姿が描かれてない
麻生さんは「日本経済は全治3年」と言う。3年で全治させると言うのであれば、「治療計画」を明らかにしなければな
らないので 景気対策、財政再建、最後に経済成長の3段階の提案がされた。とりあえずは定額減税の年度内実施
だと言うがその財源は大丈夫なのか。民主党には政策の裏付けの財源の明示を要求しているが、麻生さんは大丈夫
なのか。しかも一度きりの減税で家計を助ける効果があるのか。
そもそも麻生さんは3年後の日本経済をどう描いているのか。輸出不振での景気後退の度に内需拡大による経済成
長の必要性、経済構造の変化が要求されてきたが、どうなんだろう。今までの経済とは違った、新しい経済の姿を描
かなければならないのではなかろうか。
「暮らしの安心」では年金などの社会保障制度、長寿医療制度の1年以内の必要な見直し、若者の支援、中小企業
の底上げ、質の高い教育などが挙げられた。これらは雇用も絡んだ企業のあり方にも問題があるのではないか。
今は人材を生産調整、コストダウンのために使っているように見えるが、こんなことをしていては、若者や年配者の
不安は消えない。
企業の要求を聞くだけでなく、企業にも要求すべきことは強く要求すべきである。福田さんは経団連会長に「賃上げ」
の要請をしたことがある。政府は経済界や企業の要望に応えるばかりでなく、「国民の目線」で企業にも要求すべき
ことは要求すべきである。
そして気になることは、税制の抜本改革に全く触れていないことである。減税の語句はあるが、「全治3年」の治療中
に税制改革をどうするかの意思表示がない。総選挙を控えて言及を避けたのか、麻生内閣は短命でそこまでできな
いと見たのか。
麻生さんは「党首討論の代わりに疑問を投げかけた」とコメントしていたが、国会の論戦でさらにやって欲しい。麻生
さんの質問に、民主党の答え(政策提案など)があれば、しっかり対応すべきである。麻生さんが降壇する時、ニヤッ
としたのは「してやったり」との気持ちからか。しかし今の民意は「自民党のごり押しはダメだ」と言うことだ。
http://www.news.janjan.jp/government/0810/0809308419/1.php