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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080929-00000052-san-pol
中山国交相辞任 自負と慢心、袋小路
9月29日8時2分配信 産経新聞
「ゴネ得」発言後も強弁を繰り返してきた中山成彬国土交通相が28日、ついに閣僚辞任に追い込まれた。文教族として長く日教組と戦ってきた自負があるだけに忸怩(じくじ)たる思いもあるようだが、乱暴な発言を続けた背景には、最大派閥・町村派を後ろ盾に「何を言っても罷免されない」というおごりがあったのかもしれない。(加納宏幸)
中山氏は28日、麻生太郎首相に辞表提出後、国交省で記者会見。25日の就任インタビューでの失言に続き、27日に「日教組を解体する。ぶっ壊す」と強弁した理由について「確信的にあえて言った。ゆがんだ教育が行われていることに国民の関心を引きたかった。まだまだ言いたいことはある」と辞任覚悟の発言だったことを打ち明けた。
文教族・文科相として教育基本法改正、歴史教科書の正常化、ゆとり教育見直しに取り組んできた中山氏にとって日教組は不倶戴天(ふぐたいてん)の敵。辞任会見でも「子供たちを駄目にし、日本を駄目にしようという闘争方針で授業より政治活動に力を入れている」など日教組批判を繰り広げ、閣僚辞任後も日教組と戦っていく決意を強調した。
だが、自民党内では中山氏の「おごり」を指摘する声も少なくない。組閣では、麻生首相から行革担当相を打診され、「私も妻も役人出身だから無理」とゴネて国交相に就任。町村派が推す議員が閣僚になれないことが確実だったため、首相指名選挙の際に、官房長官就任予定の河村建夫氏に「町村派が小沢一郎(民主党代表)と書いてもいいのか」とすごんでみせた。町村派事務総長という気負いもあったようだが、首相を支えるべき閣僚の立場をわきまえないようでは「保守派の論客」でならした政治経歴もかすんでしまう。