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【中日、圧勝とゼロ票】(野党が工夫すれば、小池百合子は確実に落選させる事ができます)
http://www.asyura2.com/08/lunchbreak13/msg/167.html
投稿者 小沢内閣待望論 日時 2008 年 9 月 28 日 20:36:07: 4sIKljvd9SgGs
 

http://www.chunichi.co.jp/article/column/desk/CK2008092702000207.html
圧勝とゼロ票
2008年9月27日

 麻生太郎内閣が船出した。自民党総裁選で敵なしだった新首相は「日本を明るく強い国にするのが使命」と意気込んでいる。

 その総裁選で気にかかったことが二つある。一点は圧勝ぶりそのものだ。

 5人乱立でお祭り騒ぎを演出し、事実上の首相選びを総選挙の道具にしようとした。しかし、それに乗るほど国民は甘くない。さらにそこへ汚染米の拡大、米国発の金融不安が襲う。

 演出は吹き飛び、たちまち麻生氏の独り舞台に。1回目の投票で他を寄せ付けず、とりわけ地方票は9割以上を集めて、予想を上回る大勝となった。

 「景気回復」を掲げ、当初から本命とされた麻生氏ではあるが、雪崩を打ったこの結果には自民党員の「勝ち馬に乗らなければ」という心理が透けて見える。成熟した政策論議も、どこかへ吹き飛んでいた。

 思い出してほしい。2年前に安倍晋三氏を、1年前には福田康夫氏を、同じように「選挙の顔」になると圧勝させたのは誰だったのか。そして、両首相の末路はどうなったのか。

 もう一点は、小池百合子候補への地方票がゼロだったという事実だ。

 小池氏は、小泉純一郎元首相の構造改革路線の後継をうたい、元首相や小泉チルドレンの支援を受けて国会議員票は3位につけたものの、地方では惨敗した。

 7年前の総裁選で小泉氏が、本命だった橋本龍太郎氏を逆転した原動力は、地方の熱い期待だった。その落差に驚かされる。

 地方の疲弊をもたらした小泉路線に対する拒否反応が、自民党員の間でさえ、それほど根強いことを物語っている。小泉氏が引退を決断したのも、このことと無縁ではないだろう。

 天下分け目の決戦がもう間近なようだ。総裁選の結果が示した教訓を学ばなければ、麻生丸は史上最短の命になりかねない。

 (名古屋本社編集局長・加藤 幹敏)

 

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