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http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20080923ddlk19010078000c.html
自民党総裁選:県民50人アンケ 冷めた目 「首相、誰でも同じ」など6割 /山梨
自民党の麻生太郎幹事長が22日、他の4候補に大差をつけて党新総裁に選ばれた。毎日新聞甲府支局は、県民50人に総裁選に絡んだアンケートを実施。ふさわしい新総裁として、4割が麻生氏を選んだが、約3割が「5候補以外」とした。「次期衆院選後の首相」では、民主党の小沢一郎代表が9人で麻生氏の8人を上回ったが、「誰がなっても同じ」などの理由で「その他」が6割を占め、有権者の冷めた目が浮き彫りになった格好だ。
アンケートは、JR甲府駅前など甲府市、韮崎市、富士河口湖町内などで実施。「最優先に取り組んでほしい政策」など6項目について、50人(男女各25人)に聞いた。
早期の解散が予想される中、次期政権の枠組みで、自民単独か自民中心の連立を選んだ人は計15人だったのに対し、民主単独か民主中心の連立は計21人。政権交代を望む声が上回った形だが、「その他」も11人いた。
自民支持が14人、民主が13人ときっ抗する中、支持政党なしが16人と最多だった。25人が総裁選に興味を持ったとし、「テレビでやっている」「今後の生活にかかわる」などを理由に挙げた。「いいえ」とした人は、「自民が支持率を上げるためだけにやっている」「国民不在」など厳しかった。
ふさわしい新総裁に麻生氏を選んだ理由として、「行動的」「政権を引っ張っていく力がある」などリーダーシップを買った人が多かった。「その他」の中では「ごく普通の家庭に育った人の痛みの分かる人」との回答もあり、相次ぐ世襲議員の新総裁就任を拒絶する声も上がった。
望む首相について、小沢氏は民主支持(5人)だけでなく、支持政党なし(4人)も取り込んだが、麻生氏は自民支持の8人だけだった。「その他」を挙げた人の中には「若くて希望を持った人」「民主なら誰でもいい」などの意見もあった。
「最優先の政策」では、景気対策が13人と最多で、年金問題が5人、社会保障、環境問題、子育て支援、消費税率の現状維持、若者の雇用問題がいずれも2人で続いた。
◇麻生氏に3票−−県連
一方、自民党県連に割り当てられた地方票3票は、予備選(党員投票)の結果を受け麻生氏にすべて投票された。予備選の得票は▽麻生氏8331票▽小池百合子氏1350票▽石原伸晃氏967票▽石破茂氏439票▽与謝野馨氏374票。
◇県関係3議員、麻生氏に投票
自民党の両院議員総会が22日開かれ、自民党県連に所属する国会議員4人が総裁選で投票。堀内光雄、赤池誠章、長崎幸太郎の3衆院議員は麻生氏に、小野次郎衆院議員は小池氏に1票を投じた。
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■県民50人アンケート
◆支持政党はどこですか?
自民14人、民主13人、共産3人、その他4人、なし16人
◆今回の自民総裁選に興味を持ったか?
はい25人、いいえ25人
◆自民総裁に誰がふさわしい?
麻生太郎 20人
小池百合子 7人
与謝野馨 6人
石原伸晃 2人
石破茂 1人
その他 14人
◆次の政権で望む枠組みは?
自民単独 5人
自民中心の連立 10人
民主単独 8人
民主中心の連立 13人
大連立 2人
自民・民主以外の連立 1人
その他 11人
◆次期衆院選後、首相には誰を望む?
小沢一郎 9人
麻生太郎 8人
小池百合子 2人
小泉純一郎 1人
舛添要一 1人
その他 29人
毎日新聞 2008年9月23日 地方版
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