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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080916-00000012-tsuka-pol
公職選挙法を無視する自民党総裁選挙
9月16日12時0分配信 ツカサネット新聞
14日の日本テレビ「バンキシャ」において、元検察官の河上和雄氏が「自民党の総裁選は明らかに総選挙の事前運動だから公職選挙法違反だ」と発言していた。ごもっともな話で、たぶんなんか変だよなって思ってた人の気持ちを代弁してくれたかのようであった。
大阪での候補者演説で石原候補は何を勘違いしたか自身を、「衆議院選挙立候補者の石原です」と間違って演説をはじめてしまった。河上氏の指摘は、候補者さえも勘違いするほど、総選挙をにらんだ自民党の演出だとうかがえる。
メディアによって切り取られる断片ではあるが、演説では「政権政党として・・・」とか「日本のリーダーは私がふさわしい」とか、自民党をどういった方向に舵を切り、党をリードしていくかということについて何ら語らず、総理選挙を行なっているようだ。(投票権のあるなし関わり無し)
記者会見や取材では、インタビュアーに問われて初めて、総理が2代続けて任期がまっとうできなかったことについての謝罪発言が行なわれたり、総裁候補だけでなく自民党議員からは、誰からも党の責任や反省を発言されることは無い。
この同じ時にアメリカでは次期大統領選の前哨戦で両党の候補者が火花を散らしている。
少し前を振り返ると、其々の政党は大統領候補決めるにあたって党大会を開き、党員に向って政策や自分がいかにふさわしいか演説を行なっていた。党員はその演説の中でそしてディスカッションの中で、誰を代表にするかの思案をするのである。
振り返って日本では今何がなされているか。
街頭に出て我国をどうしますこうしますと、たかだか20人のセコンドを集めるにも苦労するような人物がぶちまけているのだ。街を歩く人々の全てが自民党員ではない。党のリーダーを決めるのであれば、まずは各地で党大会を開き、ここ数年の反省と共に政策論議し、総理候補となる党の代表を選ぶことを粛々と行なうべきではないだろうか。
それなのに我が物顔で街頭に出て大型バスを止め、名古屋では小池氏が「民主党には、水面に出て空気を吸いたいと思っている生き物がいるのに、水面の上には出てこない」と民主党批判を行なってみたりしている。立法府にいながら公職選挙を理解できない、勘違いはなはだしい政党と批判されてもおかしくない。
また、民主党も選挙には選挙と同軸の話題で対向しているようだが、北朝鮮問題や汚染米問題など、緊急を要する政治課題について休会中であっても専門部会などの召集を呼びかけ、問題追求するべきではないのだろうか。
地に足ついた保守でありながら、好戦的ではない外交戦略を持ち、懐深い政治を行なえる面を持つ政党の出現を期待したくなるほど、両政党には頼りなさが拭いきれない。
まぁ現在、我国は総理がやめると決めてからは職場放棄し、テロもクーデターも起きていないのに無政府状態だからどうしようもないが。
(記者:竹山壽)