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小泉元首相、小池氏激励も“消化試合”記事を印刷する
自民党総裁選(22日投開票)で16日、小池百合子元防衛相(56)の陣営が、小泉純一郎元首相(66)を招いた昼食会を開き、初のツーショットを演出した。しかし、最強の支援者を擁しても集まった支持議員は24人止まり。小泉氏も激励しつつ「(立候補は)いい経験と思って」と、暗に「次」を促した。麻生太郎幹事長(67)は、小池氏が所属する町村派(89人)から61人(代理含む)を集めた会合に出席。「消化試合」を象徴する対照的な両陣営の光景だった。
小泉&小池初ツーショットの場に選ばれたのは、港区のイタリアンレストラン「SELAN」。95年、小泉氏が初めて総裁選立候補を目指しながら、推薦人確保に苦労した時、有志議員が集まり小泉氏を激励した場所だ。13年前の小泉氏と同じ、苦しい立場で総裁選を戦う小池氏を激励し、小泉氏の総理総裁ロードへの出発点になったのにあやかるため、陣営が選んだ。
ちょっと遅れて到着した小泉氏は小池氏と握手し、支持をアピール。テラス席に座り、報道陣約100人の前で前菜とパスタのランチを食べながら「小池総理になればすごいぞ。世界は変わる。これほどの変化はない」と勇気づけた。
一方で「これは1つの戦争だが、まだまだ大きな戦争もある」と、次期衆院選→政界再編に向けた思わせぶりな発言も。「あの時(95年)敗れたから、今の私がある。いい経験と思ってほしい」「味方ばかり集めてはだめ。敵を敵と思ってもいけない。敵もいずれは味方になる」と独自の政局観を交えつつ、「次」につながる話題が多かったのも事実。約30分で食事を終え、先に会場を後にした。
小池氏は「小泉改革はここから始まった。小泉さんの改革の成果をしっかり受け継ぎたい」と笑顔をみせた。しかし、小泉氏のお墨付きを得た初会合にもかかわらず、集まったのは計26人。数十人に声をかけたという陣営の幹部は「日程がつかない方もいた。多いとも少ないとも思わない」と強調したが、「小泉劇場」の勢いはなく、やや拍子抜けの様相。残りの総裁選期間中に、再度小泉氏が登場するかは未定という。
この会の直後、自民党本部では、小池氏が所属する町村派の「麻生選対」会合が開かれ、こちらは代理出席を含め衆参61人が集まった。所属議員89人の7割近い。同派は小池、麻生両氏に支持が分かれ、分裂の危機に陥っているが、麻生支持かどうか見極める“踏み絵”のような緊張感が漂った。小池氏の会合と対照的に「派閥の論理」が優先されたが、支持固めを進めたい麻生氏も出席し「総裁選で初めて、清和会(町村派)に応援してもらうことになった」と上機嫌。町村信孝官房長官(63)は「日本には麻生さんのような明るさが必要」と盛り上げた。
唯一無二の最強サポーターを味方につけた小池氏と、数の力で総裁選を押し切りつつある麻生氏。両者の立場を象徴していた。
[2008年9月17日9時37分 紙面から]
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