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http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp3-20080904-404612.html 「本命・麻生VS対抗・小池」にNO!
自民党総裁選(10日告示、22日投開票)の方法を説明するため3日、開かれた両院議員総会が大紛糾した。地方票をもっと増やすよう要求した若手に対し、執行部が拒否して途中で会を打ち切った。一部の若手は「危機感がなさすぎる」と党の対応に激怒。本命・麻生太郎幹事長(67)、対抗・小池百合子元防衛相(56)という“なぎ”の構図を壊すため、独自候補擁立を模索する動きが複数浮上。推薦人の奪い合いが始まり、総裁選の構図に微妙に影響しそうだ。
「ご期待に十分沿えず、おわび申し上げたい」という福田康夫首相(72=党総裁)の言葉から始まった両院議員総会は、最初から不穏な雰囲気が漂った。電撃辞任からまだ2日。硬い表情で、壇上の福田首相を見つめる議員が多かった。
会では、この日総務会で決まった総裁選の日程や方法について説明が行われ、後半には若手議員から意見が出た。各都道府県に3票ずつ141票分配される予定の地方票について、300票に拡大することなどの要求が相次いだ。しかし執行部は受け入れず、当初予定の開催時間30分が近づいたとして、意見を聞くことなく打ち切り。「党則を変えろ」「勝手なことを言うな」「出て行け」と、若手と執行部による怒号の応酬となった。安倍、福田両首相が政権を投げ出す中、党が置かれた不安定な状態が露呈した。
若手は収まらない。山本一太外務副大臣(50)は「意見を言いたい人が残っているのに打ち切られた。今回の運営方法は間違いだ」と、ばっさり。河野太郎衆院議員(45)も「この危機感のなさは何か。前回は派閥による談合で(福田)総裁が決まり、この(電撃辞任という)ていたらくだ」と、党の手法に反発した。
山本氏ら一部の若手は、麻生氏や小池氏だけでなく、活発な政策論争が必要だとして、第3の候補を擁立する構えだ。山本氏は「必ず誰かフレッシュな人を立てたい」と、明言した。
一方、後藤田正純衆院議員(39)は「与謝野馨経済財政担当相に立ってほしい。若い人では日本国民の負託には応えられない。経験と見識、重みがある人が必要」と述べ「クールビズ、アニメの世界でなく、しっかりした財政政策をする人を望む」と指摘した。
このほか、谷垣禎一国交相(63)擁立の動きや、小泉チルドレンの中でも1年生議員を擁立しようとする動きもある。さまざまな思惑が交錯し、告示に向けて、激しい推薦人獲得バトルが始まった。【中山知子】
[2008年9月4日9時33分 紙面から]