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http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080904-OHT1T00092.htm
小池氏、肩慣らしの始球式
ヤクルト対中日戦の始球式に登板した小池氏 麻生太郎幹事長の対抗馬は誰なのか。自民党では3日、総裁選に向けた動きが本格化した。小池百合子元防衛相(56)は「野球は1人ではできない」と思わせぶりに語るなど、出馬へ向け、精力的な動きを見せている。しかし、党内には“途中入社”ながら何かと注目を浴びる小池氏への嫉妬(しっと)が、想像以上に強いともされ、20人の推薦人が集まるかは微妙な情勢だ。果たして党内の“小池アレルギー”を払しょくできるのか。小池氏は推薦人にメドがつき次第、4日にも会見を行うとみられる。
「皆さんと連絡を取り合っている。野球は1人ではできない」。麻生氏の“対抗馬の本命”とみられる小池氏が3日、総裁選の出馬に向け、調整を進めていることを明かした。
しかし、党内では、立候補に必要な20人の推薦人集めが難航していると指摘する声もある。記者団からの「推薦人は集まりそうか」との問いに、小池氏も顔をこわばらせ無言だった。
小池氏の擁立は、小泉改革路線の堅持を主張する中川秀直元幹事長らが模索。所属の町村派は「自主投票」(幹部)の方向のため、派閥横断的な支持がどこまで広がるかが、焦点になっている。だが、町村派最高顧問の森喜朗元首相はこの日、中川氏と会談し、擁立の動きに不快感を示し、その一方で麻生氏を好意的に評価した。メディアでの盛り上がりとは対照的に、党内では小池氏以外の対抗馬擁立を望む声が、意外なほど多いという。
ある自民党議員は、小池氏を取り巻く実情をこう解説する。「ポストに恵まれてきた小池氏に対する男性議員のやっかみ、ねたみは想像以上。『女には任せられない』という風潮が根強い永田町では、小池氏も『どうせ“女の武器”を使って、のし上がってきたんだろう』と思われている」
また「小池氏が基本的に一匹狼でやってきたことも、不人気につながっている。仮に首相になっても、コネクションに広がりがない小池氏では『自分がおいしい思いをできるかも』と思える人が少ない」という。
政治評論家の浅川博忠氏も「自民党の“途中入社組”の小池氏に対し、風当たりは強い」と指摘する。そこで鍵となるのは小泉純一郎元首相の動向だ。浅川氏は「いまだに小泉人気は根強い。小池さんとしては、小泉さんの“一押し”がほしいところ。郵政選挙で一番に『刺客』として名乗りを上げた功績を、アピールしていくことが必要でしょう」と話した。
小池氏に近いある幹事長経験者は「総裁選は必ず選挙になる。小池氏は出馬する」と明言。この日、神宮球場での始球式を終えた小池氏は「総裁選のマウンドに立つんですか」との問いには答えず、迎えの車へ。そして乗車間際に「今、またボールを探しに行ってきます」と言い残し、球場を後にした。