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投げ出し・福田の“本性”を暴いた記者の“正体” (夕刊フジ)
「他人顔」とも揶揄された福田康夫首相を、辞任会見の最後の質問で切り崩した地方紙記者に注目が
集まっている。首相は激怒したものの、官邸記者特有の“間合い”にとらわれない乾坤一擲(けんこんいってき)
の質問は、首相の“素”の部分を引き出した。
「『ひとごとのように』とあなたはおっしゃったけどね、私は自分自身のことは客観的に見ることができる
んです。あなたとは違うんです!」。福田首相は1日の辞任会見の終了間際、国民注視の生中継という
ことも忘れて気色ばんだ。
この答えを引き出したのは、広島県の「中国新聞」の男性記者(37)が質問した「総理の会見が国民に
はひとごとのように聞こえる」という言葉だった。
記者は広島県内の支局などを経て昨年3月、東京支社報道部に政治担当キャップとして着任した。他
の地方紙同様、政治担当記者は実働2人と少なく、通常は「政治キャップ自ら、永田町や都内の現場を
取材で走り回っている状態」(北村浩司・東京支社報道部長)という忙しさだという。
官邸のほか、永田町の各記者クラブも掛け持ちしているため、いずれのクラブにも滞在時間は短く、官
邸担当だった全国紙記者も「1度も見たことがない」というほどの存在感だ。それだけに、福田首相が記者
の顔を知っていた可能性は低い。
会見直後の朝日新聞の取材に、記者は「首相の語り口を聞いていたら、まさに『ひとごと』という言葉通
りだなと感じた」と語り、これをキーワードにあえて最後の最後に厳しい質問を狙ったことを明かした。