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http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200809030217.html
「一体、どうすれば?」 不安募らす小泉チルドレン '08/9/3
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「一体どうすればいいのか」。福田康夫首相の辞意表明で早期の解散総選挙もささやかれる中、二〇〇五年の郵政選挙で初当選した自民党の「小泉チルドレン」のうち選挙区が決まっていない新人議員たちが党の混迷に不安を募らせている。
「解散総選挙に向け心の準備は怠っていないが、いつになれば選挙区が決まるのか」と、複雑な表情を浮かべるのは第三次小泉内閣で少子化担当相に抜てきされた猪口邦子衆院議員。
政治学者から転じた前回総選挙では比例東京ブロック一位で優遇されたが、次回は小選挙区での出馬を狙う。昨秋以降、約千四百人の新規党員を獲得、小池百合子元防衛相らと女性議員による政策ユニットも結成し執行部に猛アピール。それでも選挙区の決定通知はいまだに届いていない。
求める総裁像についても「これまでの党への貢献度をきちんと評価できる人」と話し、自分の選挙区を早く決めてほしいとの期待をにじませた。
大塚拓衆院議員(比例東京)は「選挙区が決まらず、正直焦っている」。同党の丸川珠代参院議員と六月に結婚したことに触れ、「生活の足場を築いたばかりで、何としても勝ち上がらなければならない」。再選への決意は強まる一方だが、「選挙時期もはっきりしない今の状態でどう動くべきなのか」と、揺れる胸中を明かした。
「突然の辞意表明はあまりに無責任」と憤るのは、単独比例での出馬の意向を示す浮島敏男衆院議員(比例南関東)。「党幹部たちは選挙が強いからいいが、来年の選挙を念頭に一生懸命動いてきた一回生議員はどう対応すればいいのか」と話した。