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http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20080902-OYT8T00959.htm
首相退陣50人に聞く 「次は小沢氏」麻生氏上回る
「特にいない」がトップ
福田首相が1日夜、退陣表明したことを受け、読売新聞秋田支局は2日、県内各地で県民にアンケートを行い、50人から回答を得た。「次の首相はだれがいいか」と聞いたところ、「特にいない」と答えた人が19人(38%)と最も多く、その理由は「だれも期待できない」といった声が多かった。混迷を極める国政に県民が愛想を尽かしたとも言えそうだ。
「特にいない」と答えた人の理由では、「誰がやっても大きな変化は期待できない」(秋田市、大学職員女性27歳)、「自分の将来展望をしっかり持ち、思い切って政治を出来る人がいいが、そういう人がいない」(横手市、公務員男性57歳)など、政界の人材不足を嘆く意見が相次いだ。
2位は小沢一郎・民主党代表で14人(28%)、3位が麻生太郎・自民党幹事長で7人(14%)。このほか、小泉純一郎元首相、石原慎太郎・東京都知事や田中真紀子元外相、岡田克也・民主党副代表らの名前も挙がった。
「次の衆院選では、どの政党に期待(支持)するか」との質問には、「民主党」が23人(46%)と最も多く、次いで「自民党」と、「ない」がいずれも12人(24%)で同数。「自民以外」と「自公以外」が計3人(6%)だった。
「ない」と答えた人からは「どの政党も信頼が置けない」(能代市、主婦40歳)、「自民党はドタバタ続きだが、民主党にも政権担当能力があるように思えない」(横手市、会社員男性26歳)との意見が聞かれた。
福田首相の突然の辞任についての感想としては、「民主党には話し合う姿勢を示して欲しかった」(秋田市、自営業女性52歳)、「道路特定財源の一般財源化など、それなりに堅実な仕事をしていた」(由利本荘市、会社員男性31歳)と理解を示す意見もあった。
しかし、「無責任」といった批判が大半で、「嫌だから辞めるというのは、『忍耐力がない』と言われる若者と同じ」(由利本荘市、大学生男性22歳)、「大人も、子供も我慢できなくなったなという印象」(秋田市、自営業女性65歳)など、痛烈な批判が並んだ。
■予備選を検討
自民党総裁選で自民党秋田県連は2日、党員党友による予備選を行う方向で検討を始めた。近日中に県連内に選挙管理委員会を設置する。
鈴木洋一幹事長は「総裁選告示日に複数の候補者が出たら、予備選を実施し、より多くの意思を明確にしたい」と述べた。
■県選出国会議員「情けない」「早く解散すべき」
福田首相の退陣表明について、県選出国会議員に話を聞いた。
自民党の二田孝治衆院議員(比例東北)は「与野党のねじれは外国でもよくある。話し合いから活路が生まれるのに、民主党の小沢代表は政局優先」と民主党を批判しながら、「福田さんは我慢強いと思っていたが、こんなにもろいと思わなかった。支持者には説明のしようもなく、おわびしかない。福田さんは指導者としての資質に欠けていた。情けない」と語った。
民主党の寺田学衆院議員(秋田1区)は「党内には、驚きとあきれとともに、早く解散すべきという声が渦巻いている。あまりに乱暴な政権投げ出しだ。政治全体の失望につながる」と嘆いた。
民主党の松浦大悟参院議員は「会見の様子は人ごとで、国民の方を向いていない感じがした。政局を乗り切れなかったのは、福田さんの力量の無さであり、精神力の無さでもある。1日も早く衆議院を解散すべき」と話した。
無所属の鈴木陽悦参院議員は「辞任会見を見ると、精神的に参っているようだった。首相就任から1年に至らないうちに職を投げ出すのは無責任。国民の審判を受けない内閣が2代続いたが、3代続くのは異常事態」と早期解散を求めた。
無所属の野呂田芳成衆院議員(秋田2区)は取材に応じず、自民党の御法川英文衆院議員(秋田3区)は、公務で海外出張中。
(2008年9月3日 読売新聞)
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