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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080821-00000105-san-pol
【民主党を問う】岡田克也党副代表に聞く 代表選やるべきだが…
8月21日8時0分配信 産経新聞
■政権公約深める議論を
一般論として、代表選挙をやった方がいいという考えは変わりません。ただ、今は一般論を言う時期ではないし、私自身が「事実上、出ない」と言っているのですから、「でも選挙をやるべきだ」と言うべきじゃない。「私は出ません」と言いながら「誰かやるべきだ」と言うのもいかがなものか。責任あるものの言い方ではないと思いますので(控えたい)。率直に言って、小沢一郎代表が続投される可能性は高いとは思います。
(月刊「文芸春秋」9月号への寄稿のタイトル「小沢さんと私は違う」は)編集者が付けたものです。本文では刺激的なことは書いていない。(小沢氏の党運営に)私が代表ならこうはしなかったと思うことはありますが、時の代表の裁量でやっていくことです。(考え方が)違う点だけ強調しているわけではない。
小泉純一郎元首相が演じたのが、郵政民営化をすればすべての改革が進むという劇場型政治でした。郵政選挙の結果、後期高齢者医療制度の法案などが強行採決された。リーダーの分かりやすい選挙スローガンのもとで現実に何が起きたか、国民の皆さんも冷静に考えてほしい。
小沢代表は劇場型政治とは異なりますが、(政策面の主張は)分かりやすさを重視しています。私は、それもちょっと違うなという気はしますが、小沢さんはとにかく昨年の参院選で勝ったわけですから。
政権を取った後の公約の実現については、小沢さんも熟練した政治家として、当然念頭に置きながら話されているでしょう。ただ、党のマニフェスト(政権公約)については、どういう優先順位で実現するのか、もう少し深める議論を、代表選を通じてやるのか、その後にやるのかは別にして、やらないといけません。
永住外国人への地方選挙権付与の問題では、党の検討委員会の副委員長をしていますが、小沢代表の(9月までの)今の任期中に意見具申するのが検討委の責任ですから、早い時期に何とかまとめたい。ただ、党の中がまとまらないということになれば、工夫が必要になるかもしれません。
■政権交代が必要だ
日本を良くするには民主党への政権交代が必要です。福田改造内閣は補正予算の問題を見てもまとまっていない。新総合経済対策も、中長期的な構造改革に資するような対策で、それが当面の経済対策にもなるよう考えるべきです。
原油価格が上がっていますが、省エネや再生可能なエネルギーへの設備投資で内需中心の景気回復につなげるべきです。これが所得にはね返り、競争力強化にもなる。政府・与党にはそういう具体策が出てこないようですね。
麻生太郎自民党幹事長は証券優遇税制の拡充を言っているが、単なるカンフル剤に過ぎない。今の不況は価格体系が変わったことから起きているという認識が十分ではないのでしょう。
だから、補正予算の是非は中身次第です。補正予算も(平成23年度の)プライマリーバランス(基礎的財政収支)黒字化の目標を撤回させる中身であってはいけない。日本は財政再建をあきらめたのかと判断され、国債が暴落する可能性がある。撤回できる状況では絶対にない。福田康夫首相はその辺をどう考えておられるのか分からない。政府・与党は統制が取れていない状況です。
公明党は自民党と連立を組み、私たちは今まで選挙で戦ってきました。衆院選が終わったら、手のひらを返すように連立を組むというのは私の常識からすればないですね。(聞き手 佐々木美恵)