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http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20080820-01-0702.html
酒豪でくわえ煙草の麻雀好き 中山恭子拉致担当相は姐御肌
2008年8月20日 週刊文春
対北朝鮮外交をめぐる「対話路線」の福田康夫首相と「圧力路線」の安倍晋三前首相の確執はよく知られている。では、拉致問題担当相として初入閣を果たした中山恭子氏は、どちらに近いのか。
「拉致問題の中山さん」と言えば、おっとりした口調で、話す中身は徹底した強硬論というミスマッチなキャラが売り。政治的立場も、表向きは安倍氏寄りと見えるが、実は年季の入った「福田ファミリー」の一員で、二つの顔を上手に使い分けている。
中学、高校は群馬県で過ごし、東大文学部へ。同県出身の福田赳夫元首相の知遇を得て、「中山さんが熱心に慕うので、福田先生が就職や出世で特別に面倒をみてきた」(福田事務所の地元幹部)という関係だ。
大学卒業後、研究生活を一年、外務省に二年間腰掛けで籍を置いたり、国家公務員上級試験に合格後、大蔵省に採用されたのも、当時蔵相だった福田赳夫氏の引きだった。
夫の中山成彬・元文科相は三歳下で大蔵省同期。成彬氏が衆院選に立候補する際、福田赳夫の政敵だった田中角栄の派閥に入りかけたとき、恭子夫人が「そんなことしたら離婚する」と反対したという逸話も残る。成彬氏は福田派に転じ、「婦唱夫随」で福田赳夫に筋を通した。恭子氏はその後、大蔵省初の女性課長に就任し話題となった。
小泉内閣でも、官房長官だった福田氏の誘いで内閣官房参与として拉致被害者支援を担当。川口順子元外相らと反(そ)りが合わずに辞めた時も、相談相手は福田氏だった。
拉致被害者の家族会は、福田首相の対話路線に不信を抱き、中山氏の強硬姿勢に望みを託すが、官邸スタッフは、「今回の入閣を見ても親子二代にわたって世話になってきた『福田家のメイド』みたいなもの」と見る。
外務省が拉致問題再調査と引き換えに経済制裁解除を北朝鮮に約束したことについても、「一部新聞は『中山氏が抵抗した』と派手に報じたが、家族会の不満を代弁するガス抜き役。福田首相に反対なんてできっこない」(同前)
若い頃から酒豪で大のマージャン好きで、「昼間の上品な雰囲気とガラリと変わり、くわえタバコで姐御肌の豪快な手を打つ」(元同僚)。ウズベキスタン大使としてキルギスでの日本人鉱山技師拉致事件を解決した際も、その勝負度胸が生きた。そんなしぶとさが、拉致問題の解決でも発揮されればいいのだが。