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投機による原油高騰を否定 米商品先物委が中間報告
米商品先物取引委員会(CFTC)は22日、商品先物に関する中間報告を発表し、
最近の原油高騰は需給関係が主な要因で、短期的な投機資金の動きが原因
ではないと指摘した。今秋にも最終報告をまとめる。
報告書は、世界の石油需要は新興国を中心に3年間で4%程度伸びる一方、
北海や米国の生産減により供給増は不十分で、需給不均衡が価格上昇圧力に
なったと分析した。ただ、年金基金などの長期的な投資資金が急速に商品市場
へ流れ込んだことも原油相場上昇につながった、との見方を示した。
報告書によると、この3年間で原油先物市場の取引残高は3倍以上、取引参加
者はほぼ倍増したが、ヘッジファンドなどの投機家は価格変化とは逆の動きを
しており、むしろ価格変動を小さくする「緩衝材」の役割を果たしているという。
>>>http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080723AT2M2301F23072008.html