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自民党もいよいよ、ヤキが回ってきたのではないか。最大の応援団であり、スポンサ
ーであった経団連や財界が、民主党への露骨なアプローチを始めたのだ。象徴的なのが
11日、行われる岡田克也・元代表を囲む財界人の会合だ。
出席予定のメンバーがなかなかすごい。御手洗冨士夫経団連会長、今井敬経団連元会
長、荒木浩・東京電力顧問、上島重二・三井物産顧問、森下洋一・松下電器相談役など
そうそうたる顔ぶれなのである。
「会合を呼びかけたのは財界人サイド。民主党政権が視野に入ってきたので、次期総理
候補である岡田氏ともパイプをつないでおこうということでしょう」(財界関係者)
会合は今後、定期的に開かれる可能性もある。実は、小沢代表と財界大御所の会合も
開かれている。それも事務方同士も含めてだ。自民党は内心、青ざめているのではない
か。
「経団連は毎年、各政党の政策を通信簿のように5段階評価して、それに応じて政治献
金を決める。昨年は自民党が7項目でA評価を得たが、民主党はゼロだった。06年度の経
団連の政治献金は自民党に26億円、民主党はたった8000万円です。民主党も一応、献金
をもらっているので、マニフェストを作ると、経団連に挨拶に行く。しかし、トップク
ラスは出てこなかった。民主党も『コノヤロー』と思っていて、だから、キヤノンの偽
装請負が問題になったとき、民主党はキヤノン会長でもある御手洗さんの参考人招致に
動いたりしたのです」(野党関係者)
それが、変われば変わるものだ。御手洗氏が岡田元代表を上座に招待するのである。
政治評論家の有馬晴海氏はこう言う。
「経団連との接近は民主党にとってもメリットがある。イザ政権を取れば、日本の大企
業を敵に回すわけにはいかないのです。民主党は組合色が強いこともあり、労使のどち
らの側に立つのか、が問われてきた。今後は双方とバランスを取りながら、政権取りを
目指すのではないですか」
財界も離れたら、自民党はオシマイだ。
【2008年7月11日掲載記事】
http://news.www.infoseek.co.jp/gendainet/society/story/14gendainet02037646/