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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080711-00000904-san-pol
菅義偉自民党選対副委員長 小沢民主怖くない 衆院選、決戦は都市部
7月11日9時10分配信 産経新聞
巷(ちまた)では「自民党に逆風」などといわれてるけど、次期衆院選で民主党代表が小沢一郎氏のままならば別に怖いことはない。だって自民党が変わる前の姿が小沢民主党なんですよ。選挙のやり方も旧態依然じゃないですか。党運営も民主的ではなくすべて密室で決まっている。そういうことは国民にも次第に見えてくるはずですよ。
民主党はマニフェスト(政権公約)もメチャクチャじゃないですか。財源の裏付けもなく、高速道路無料化や農家への戸別所得補償、子供手当などをうたっていますよね。国家自体をばらまいてしまいそうな政策だ。こんな政党に一度でも政権を取らせてしまったら取り返しのつかないことになってしまう。
ただ、自民党にも大きな課題があります。まず、衆院選に向けて各候補予定者は原点に立ち返り、一人でも多くの有権者とコンタクトをとり、政策面で説明責任を果たしてほしい。「頼れる政党は自民党だな」と国民に思ってもらわなければならない。
そして、改革への意欲をきちんと示していかなければ国民の理解は得られません。例えば、公務員のさまざまな不祥事が出ていますが、与党だからといって彼らをかばっていては国民はソッポを向きますよ。
とにかく次期衆院選は、その後の政界の帰趨(きすう)を決める大決戦になると思いますよ。焦点は都市部です。平成17年の前回衆院選で自民党が大勝できたのは都市部で圧勝したからでしょう。次期衆院選で都市部がおかしなことになれば、与党は過半数割れしてしまうと考えています。
解散時期は首相の専権事項ですが、衆院の任期は4年ですから、よほどのことがない限り、来年9月の任期満了まで衆院議員は国民の負託にしっかり応えて仕事をすることが基本です。これまで衆院の平均任期が2年8カ月だったことの方がおかしい。まあ来年7月に東京都議選があり、衆院選と重なればいろいろな弊害が出るだろうからどう兼ね合いをつけるか…。
私は昨年8月に安倍晋三首相(当時)に選対総局長を命じられ、9月の福田政権発足により選対副委員長となり、郵政造反組と比例復活組の公認調整はずいぶん苦労しましたね。でも岐阜1区(野田聖子、佐藤ゆかり両氏)などもようやく決着した。残る福岡11区(武田良太、山本幸三両氏)だけど秋までにメドをつけたいね。
あとは8選挙区で採用しているコスタリカ方式ですが、これは中選挙区制から小選挙区制への移行に伴う過渡的な措置であり、選挙をやる前から特定の候補者の当選が決まっているというのはやはりおかしい。選挙は横一線でやらないとね。難しい問題もありますが、基本的にはなくしていく。まず神奈川12区(桜井郁三、江崎洋一郎両氏)のコスタリカを今月中に解消するつもりです。
少し前に東京12区に民主党の小沢一郎代表が出馬するという話があったが、出たければどうぞ。でも出る勇気はないんじゃないかね。福田康夫首相は地味だけど「静かなる改革」の持ち味がジワジワ浸透しているじゃない。確かに昨年の参院選では民主党に負けましたが、二匹目のドジョウはいません。いつ解散しても自民党は一丸となって闘いますよ。(坂井広志)