★阿修羅♪ > 昼休み11 > 650.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/ntok0058/list/200807/CK2008070902000246.html
偽装表示の牛肉押収 岐阜県警、全容解明へ
2008年7月9日
岐阜県養老町の食肉卸小売業「丸明(まるあき)」による飛騨牛偽装表示問題で、不正競争防止法違反(虚偽表示)容疑で8日に家宅捜索した県警生活環境課などは、格下の肉を交ぜて「飛騨牛」と偽装表示したとみられる販売用肉を押収した。県警はこれらを基に偽装の全容解明を進める。
県警は押収した販売用肉の個体識別番号などを調べたところ、県、食肉業界などでつくる「飛騨牛銘柄推進協議会」が定義していない二等級以下の肉を「飛騨牛」と表示していたことが判明した。DNA鑑定などでさらに特定を進める。
吉田明一社長は6月26日の会見で偽装が自分の指示だったことを認めている。
捜索先は、いずれも養老町内の本社工場や事務所、直営店、吉田社長宅など8カ所。捜査員計約60人で午前9時ごろから捜索し、帳簿や保管してあった肉などを押収。午後5時ごろに終えた。吉田社長は本社工場で立ち会った。
この問題では、これまでに県と農林水産省が、日本農林規格(JAS)法違反などの疑いで計8回の立ち入り調査を実施。農水省のDNA鑑定で「飛騨牛」と表示された中に二等級肉が交じっていたことが判明した。県警はこの結果を受け、家宅捜索に踏み切ったという。丸明側は、捜索終了後に「捜査に協力し、司法の判断を仰ぎたい。重く受け止め、検討したい」とコメントした。