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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080621-00000935-san-pol
“話題づくり”目立つ小泉元首相 最近はボウリングに没頭
6月21日20時30分配信 産経新聞
■【政治家の隠れ家はここだ】Q.CLUB.E.D(東京都目黒区中目黒)
JR恵比寿駅から西に向かって細い坂道を登り切ると、ぜいたくな造りのクラブハウスが現れる。広々としたエントランスと豪華なインテリアが訪れる客を圧倒する。約3630平方メートルの広大な敷地内には美しい緑の芝生や池、植え込みなどが配置されている。フランス料理や和食、鉄板焼きを楽しめるレストランからながめる緑あふれる庭園は、なだらかな下りの斜面となっており、一層の開放感を満喫できる。ここが山手線の恵比寿駅から至近にあることを忘れさせてくれる景色だ。6月末(曜日指定あり)までの期間限定で、池の周囲にホタルが放たれている。
ここはもともと河野洋平衆院議長の父であり、農相や建設相を務めた河野一郎氏の邸宅で、ハンガリー大使公邸だった時期もある。
ちなみに「Q.E.D.」とは、ラテン語で、「証明終わり」という意味の略語。数学の証明問題で、証明が完結した後に付け加える言葉として知られている。「これ以上の最高のものはない」という意味を込めて店名に付けられたのだ。
この“元大邸宅”で、小泉純一郎元首相、武部勤元幹事長と自民党の当選1回の女性議員たちとの食事会が開かれたのは6月5日のことだ。集まった女性議員は片山さつき、猪口邦子、佐藤ゆかり、藤野真紀子ら十数人。インターネットの片山さつき氏の公式サイトによると、政治談議やオペラの話題などで盛り上がったという。
ところで、小泉氏と言えば、最近はこうした話題づくりのような行動や発言が目立つ。4月には、自民党の神奈川県連のパーティーで、「そろそろ大事な何とかという風が吹き出したという気がする」と発言。ところが、その3日後の会合では、「おれは解散という言葉は使っていない。なんとか風というのは変革の風だ、今国会では解散はありえない」と軌道修正し、5月に入ると、「任期いっぱい堂々とやったらいいじゃないか」と来年9月の衆院議員の任期切れまで、福田康夫首相は衆院を解散する必要はないという考えを表明した。本人にはその気はないのかもしれないが、一連の発言で振り回された議員も多い。
そうかと思えば、最近はボウリングにこり始め、マイボールまで作る始末。記者団にも「今度、ボウリングをやろう」と呼びかけている。
この「Q.E.D.CLUB」での食事会もボウリングの話題でひとしきり盛り上がったという。最初はボウリング振興議員連盟の懇親会で、ボウリングのおもしろさに味をしめた小泉氏。その後は個別に議員を誘い出すこともあるそうだ。呼ばれた議員の方は「小泉元首相に呼ばれたのだから、何か重大な話があるのかもしれない」と少し緊張しながら出かける。行ってみると、最初から最後までボウリングばかりで重大な話のかけらもない。ある中堅議員は、「小泉さんからボウリングに誘われて行ったんだけれども、どういう思惑だったんだろう」と首をかしげている。たぶん、どういう思惑もない。ボウリングをやりたかっただけに違いない。(政治部 五嶋清)