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ブッシュ大統領弾劾決議を下院が大差で可決
政治 / 2008年06月17日
6月11日米国下院でブッシュ大統領弾劾決議が可決された模様。
日本ではこれまで新聞・テレビなどで全く報道されていませんが、
一貫してイラク戦争に反対しているデニス・クシニッチ・民主党下院議員が提出していたブッシュ大統領の弾劾決議案を、下院本会議が、251対156という圧倒的多数で、それを司法委員会に送付することを可決した。
民主党デニス・クシニッチ下院議員は58ページにも及ぶ弾劾決議案文を五時間かけて読み上げた。
「イラクとの戦いを擁護する間違った論拠を捏造した」
「9・11は不正に、組織的に犯罪的意図をもって実行された」
「イラクを米国に対する差し迫った脅威と思わせて国民、議会をミスリードした」
「大量破壊兵器を所有したと信じ込ませた」
「国連憲章に違反して主権国家イラクを攻撃した」
「イラクに米国の永久的な軍事基地を設立した」
「捕虜を拷問した」
「国民の税金を浪費した」
など、イラク戦争に関してこれまでに明らかにされた不正、犯罪の数々を、35項目にわたって弾劾の理由にあげている。
特に注目したいのは、弾劾理由の2番目『9・11は不正に、組織的に犯罪的意図をもって実行された』と、内部犯罪説を匂わせている点である。
稀代の策士として有名なニクソン大統領は、下院司法委員会で弾劾決議が可決され訴追された段階で(上院で大統領弾劾裁判が始まる前)辞任しています。
アメリカでは、衆議院の不信任決議一本で首相の首が飛ぶ議院内閣制の日本とは違い、国家元首を弾劾する手続きは少し複雑です。
衆議院(下院)が弾劾を可決した後、下院司法委員会に弾劾告発書を送り、司法委員会、下院議会と弾劾決議をする。
大統領の弾劾裁判そのものは、最高裁長官が弾劾裁判長となり上院が行います。
今回の決議は弾劾裁判の最初のハードル(議決)ですが、2対1の大差の議決ですから、時間さえあればブッシュ大統領は有罪になる確率が高い。
大統領に対する議会の弾劾決議が可決された現在、ニクソン大統領の例も有り、何時でもブッシュ辞任の可能性はあるでしょう。
ブッシュが辞任した場合にはチェイニー副大統領が自動的に昇格し、前任者の任期一杯まで大統領職を勤める。
『日本のマスコミは北朝鮮並』
幾等アメリカでもこういうこと(弾劾決議)は滅多におこりません。
そして、アメリカの大統領選挙に世界で一番関心がある日本(関心度日本人83%、アメリカ人80%)で、大統領の弾劾や辞任に関心の無い日本人もたぶん一人もいないでしょう。
アメリカ議会での大統領弾劾裁判のニュースもすごいニュースです。
しかし、アメリカ大統領弾劾決議を、日本のマスコミが全く報道しない(ニュースにならない)今日の新聞やテレビの現状が、北朝鮮並(中国より悪い)である事が白日の下に、日本人の読書の皆に判ってしまったのも、すごいニュースだ。