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2008年6月19日 (木)
キムタク主演ドラマ『CHANGE』は小泉再登板の洗脳的布石なのか!?
植草さんはブログ記事で、木村拓哉主演のドラマ『CHANGE』と小泉内閣元秘書官・飯島勲氏が強い相関性を持つことを「週刊ポスト」の記事を取り上げて指摘している。
植草さんも言うように、この話は小野寺光一氏のメルマガによって、番組が開始する前から配信されていた。えっ?キクタク主演の総理大臣のドラマと飯島元秘書官の関係だって?そりゃないだろう!と、最初は自分も半信半疑であったが、その後も、小野寺メルマガが何度か同じ情報をもたらしているのを読み、ひょっとするとこれはありうる話かもしれないと思っていた。2005年9月の郵政解散総選挙の時、自民党の広報戦略・IT戦略を任せられていた人物は世耕弘成氏であったことは皆さんの記憶に残っていることと思う。彼は党幹事長補佐広報担当者としてメディア戦略に手腕を発揮した。
以下は私の推測である。世耕氏の広報活動は、2ちゃんねるなどでは「世耕チーム」などと言われ、謀略的宣伝工作担当の専門であるかのように、面白おかしく書かれていた向きもあった。しかし、私はテレビ等で彼の発言を何度か聞いて、人となりを観察した結果、彼はそれほど奸智に長けた恐ろしい人間ではないと感じている。そういうイメージは、一部の人間がからかい半分にデマとして流したものだろう。表向きは世耕氏が広報担当であったが、実際、官邸の広報戦略司令塔として、大きな力を発揮したのは、当時官邸主導勢力の中心にいて、小泉元総理の秘書官を努めた飯島勲氏ではなかったのかと自分は思っている。私は小泉官邸主導という言葉を聞くと、真っ先に思い浮かべる人物が二人いる。飯島勲氏と中川秀直氏である。
小泉政権を痛烈に批判していた植草さんが理不尽な目に遭わされた裏には、官邸の中心から出た何らかの力が存在したと考えることは、けっして的外れではない。しかし、だからと言って、植草さんをハメた首謀的人物が誰であったかなどということは、わかるはずもない。しかし、一人なのか、複数なのかわからないが確実に首謀者はいたはずである。当然、その人物は官憲に顔の効く人間であっただろう。植草さんが、小泉構造改革に対する理論的抵抗勢力の筆頭として位置づけられたことは間違いない。また、小泉政権が官僚の無駄を省くというポーズを取りながらも、じつは財務省主導の官僚利権構造をそっくり温存し、これが植草さんに指弾されたことなども官邸筋に恨まれた理由であろう。
あと一つ、決定的なことであるが、植草さんがりそなインサイダー疑惑を指摘したことは、これにかかわったさまざまな当事者達の心胆を寒からしめ、植草さんの言論が世間に拡散しないように、早めに手を打とうと考えた者たちがいてもいっこうに不思議はない。当時の金融庁には竹中平蔵氏がいて、彼は京急事件のすぐ後に政治家を廃業して市井の人になった。郵政民営化にあれだけ情熱を示したのに、郵政のその後の進展を見届けようとせず、植草さんが京急事件に遭遇したことを見たあと、情熱が消滅したように下野している。任期をあと四年も残してだ。これを見ると、郵政民営化担当大臣としての、それまでの獅子奮迅ぶりはいったい何だったのだろうかと、素朴な疑念が浮かぶのだ。だからと言って、私は竹中氏が怪しいとはひとことも言っていない。
京急電車内で起こった迷惑防止条例違反の案件だが、これが、謀略に基づいた痴漢偽装事件である可能性はきわめて濃厚だと私は思っている。
話が逸れたが、今回はキムタク主演ドラマ『CHANGE』が、ずばり言って小泉純一郎の再登板のために、飯島氏がシナリオを書いてドラマ化し、国民をテレビで洗脳しようとしているのではないかという噂は本当らしく思えてくる。メディアの中でも、テレビの洗脳効果は群を抜いている。キムタク総理のイメージと、小泉純一郎氏のイメージを重ねあわせ、来るべき衆院選選挙で、小泉氏再登板に劇的に有利なイメージ付けを行なうのが目的だろう。このドラマは小泉政権の再登場を意図した危険な宣撫ドラマの可能性が高い。B層市民というのは、先天的な差異によって出ているというよりも、ほとんどはテレビの愚民化放送によって造られているような気がする。それほど、テレビというのは主体的な思考能力を奪う洗脳効果の高い映像メディアなのである。世論誘導を目論む為政者が、人気テレビドラマを仕立てて、世論操作を有効に行なおうと画策したとしても、一向に不思議ではない。
小泉政権とは、憲政史上、最凶最悪の政権であった。これほど国民を害し、国益を毀損した政権はない。日本史開闢以来の悪政の見本である。これが再現されることは、悪夢を超えて、今度こそ日本の終焉である。こういう地獄の政権を二度と舞台に登場させてはならない。