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http://seiji.yahoo.co.jp/column/article/detail/20080605-01-0702.html
渡部恒三が命名した民主党「七奉行」は小沢に勝てるか
2008年6月5日 週刊文春
九月に予定されている民主党代表選は、小沢一郎代表が再選をはたすか、批判グループが小沢氏追い落としに成功するか――いずれにしても熾烈な選挙戦になる、と見られていた。しかし、ここに来て「小沢再選で決まり」との観測が、民主党内で急速に強まっている。
そのきっかけは、四月二十七日の衆院山口二区補欠選挙だ。民主党前職が自民党新人に二万票余りの差を付け大勝して以来、小沢株が急上昇しているのだ。
「選挙の最大の勝因は、後期高齢者医療制度への反発。補選告示日に保険料の年金天引きが始まり、一気に高齢者の怒りに火がついた。民主党が勝ったというより、自民党が自滅したのだが、若い議員はみんな次の選挙に不安を抱えているから、理屈抜きに『やはり選挙は小沢』となってしまった」
いまや、小沢氏に距離を置く中堅議員は“お手上げ”の様子で、こう嘆く。
そのあおりを受け、「代表が小沢でなければ民主党の支持率はもっと上がっている。政権交代実現に向け、小沢に代わる清新な党首を選ぶべきだ」と息巻いていた渡部恒三最高顧問も最近は意気消沈気味。「少なくとも無投票は避けたい。勝ち目は薄くても“我こそは”と名乗りを挙げる奴が出てくるといいんだが……」というのが黄門様の願いのようだ。
「渡部氏が決起を期待するのは、自ら『民主党の七奉行』と命名した岡田克也、前原誠司、野田佳彦、仙谷由人、枝野幸男、玄葉光一郎といったニューリーダークラスです(もう一人は落選中の樽床伸二氏)。いずれも小沢氏が仕掛けた大連立構想に反対し、その後の“何でも反対”路線にも批判的ですが、代表選出馬については尻込みを続けている」(政治部デスク)
このうち最も票が取れそうなのは、代表辞任後も全国を行脚し、落選議員の支援を続ける岡田氏である。「ひょっとしたら僅差の勝負になるかもしれない」(同前)と見られているが、渡部氏の打診に岡田氏は、「今は党の結束が大事。小沢さんに対抗する形で出馬するつもりはない」と宣言。次に有力とみられる野田氏も様子見の姿勢を崩していない。
このままだと手を挙げるのは、毎回推薦人が集まらず最後に出馬を断念する河村たかし氏だけ、ということになりかねない。