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(回答先: 夕刊フジ、自民184+公明33=217議席、民主238議席、小泉チルドレン軒並み落選、町村・武部・与謝野も落選濃厚 投稿者 小沢内閣待望論 日時 2008 年 5 月 20 日 14:24:01)
http://www.zakzak.co.jp/top/2008_05/t2008052025_all.html
総選挙シミュレーション…福田過半数割れ、焦点は?
共産票がカギ握る
不人気の福田康夫首相が解散・総選挙に打って出れば、政権交代の可能性が極めて高いようだ
福田康夫内閣の支持率が10%台に突入し、自民党内には「早期の解散・総選挙はムリ」との厭戦ムードが漂っている。そんな中、仮に今総選挙があれば、議席数は「自民184、公明33、民主238」となり、与党が過半数(241)を割るという衝撃的な予測が、白鳥令・国際教養大教授(70、写真左)の試算で判明した。議席数は自民・共産両党の支持層から民主党に流れる票数で変動するが、福田政権には“地獄の方程式”となりそうだ。
「今選挙をすれば最大で150議席を失う。来年を待ったほうがいい」。小泉純一郎元首相は先頃、自民党内の厭戦ムードを代弁してみせた。その予測通りの衝撃的な試算となった。
白鳥氏は、総選挙を先送りしたい空気を反映し、投票日を衆院の任期満了直前の09年9月6日に設定。比例代表は現在の選挙制度が始まった1996年以降の傾向をベースに、各党の得票数の平均値を取って傾向分析に入れた。小選挙区は、各候補の過去の得票数などから当落を予測し、議席数を分析した。
これで出た「素の議席数」は、自民党は前回獲得の296議席から230議席に激減。特に東京の25選挙区で12(前回は23)、東海の33選挙区で11(同21)と都市部で議席を半減させる。ただ、公明党の32(同31)議席と合わせて過半数を確保。民主党は前回113議席から194議席に躍進するが、政権交代には至らない。ただし、白鳥氏は「このような結果になる可能性は低い」という。
近年の選挙は05年の郵政選挙のように「党首力」や「風」に左右される。全300小選挙区に候補者を擁立してきた共産党が、次期総選挙では約140人に絞り込むことも見逃せない。衆院山口2区補選の各種調査では、共産党支持者の8割以上が民主党候補に投票しており、次期総選挙も「共産党空白区」での共産票が焦点となる。
そこで白鳥氏は(1)福田内閣の不人気や政策に対する不満で自民支持層から民主党に流れる割合。目安は支持率25%で流出が1%、18%で2%、1ケタで3%(2)共産空白区で共産支持層が民主党に投票する割合−を加味してシミュレーションした=同右下。
その結果について、白鳥氏は「今選挙をすれば、福田首相の不人気で2%、後期高齢者への怒りで1%、計3%が自民から民主に流れる。共産からは50%。よって自民184、公明33、民主238となり、政権交代が起こる。だから、福田首相は絶対に選挙ができない」と断言する。
実に自民は、福田首相の不人気、政策への不信感などから前回から112議席が吹き飛ぶ地獄の試算となった。民主党は過半数までわずか4議席に迫り、政権交代が現実となる。
先の「素の議席数」は(1)、(2)ともに流出0%。(1)が1%、(2)が30%なら自公で241議席で、ここが自公で過半数を維持できるかどうかの分水界となる。だが、目下の情勢では、福田内閣の支持率が上がる材料は見当たらない。
報道道各社の世論調査では、福田内閣の支持率が軒並み「不人気」の代名詞、森喜朗内閣以来の10%台に突入。中国の胡錦涛国家主席との首脳会談も「成果は1億円かかるパンダのレンタルだけ」との厳しい声もあり、20日付の朝日新聞と読売新聞ではそれぞれ支持率が19、26.1%と低水準。不支持率に至っては65、64・7%で、ともに内閣発足以来最高値をつけ、福田不信は日増しに高まっている。
後期高齢者医療制度に対しては7割近い国民が反対している。次期総選挙を占う4月末の衆院山口2区補選では、自民党候補が惨敗した。「福田首相は選挙の顔として失格」(中堅)とまでいわれている。
共産党支持層からは特に後期高齢者制度に対する不満が集まっている。
個別の選挙区でも、大物や有名議員が落選危機に直面している。
「佐藤ゆかり、片山さつき両衆院議員ら小泉チルドレンは軒並み落選する。町村信孝官房長官や武部勤元幹事長、笹川堯衆院議運委院長ら大物も危ない。『ポスト福田』と言われる与謝野馨前官房長官は、元々選挙が強くないが、共産党が選挙区の候補者擁立を見送り、30%が流れるだけで落選する。海部俊樹元首相も安泰ではない」(白鳥氏)
自民党が延命する策はあるのか。白鳥氏は「支持率が上がるか、政策で得点するかだが、要素がない。そのため、福田首相を代えよう、という動きが出ている」と話している。
ZAKZAK 2008/05/20